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テーマ:サッカーあれこれ(19846)
カテゴリ:’06ワールドカップ観戦記
それは、ほんの小さな迷いから。 遂にドイツが準決勝でイタリアに敗れ、姿を消しました。前評判は決して高く無かったドイツが、試合を重ねるごとにチームとして進化していく姿には、本当に感動させられました。個では劣る相手にも、一丸となって向かっていく熱き魂。決して折れぬ心。それを地元の観客の大声援が後押ししていました。 W杯をずーっと見てて思うのは、今までやってきた事を変更してしまうと、敗れる事が多いと言うこと。 またその事実を知りつつ、監督は、もちろんケガや疲労、出場停止なども関係してくるが、やり方を変えてしまわずには居られないということ。 例えばブラジル。魔法のカルテットを解散させました。 チームの根幹を変更することのリスクの大きさ。変更が大きければ大きいほど、敗退する確率は高くなるように思います。動いたチームが、敗れる。この日もそうでした。 ベスト4に至って、クリンスマンは破竹の勢いを産み出した魂の攻撃的サッカーに小変更を加えました。シュバインシュタイガーOUT、ボロウスキーIN。サイドやFKで攻撃の中核にいた彼を外し、やや守備的なボロウスキーの起用。もしかすると深層心理で、準々決勝のPK戦に味をしめてしまったのかもしれない。守り切ることで生まれる可能性。それによってチームは大きく後退した。シュバインシュタイガーだったら・・・と思わせる場面の、なんと多かったことか。 対するイタリアは、1次リーグ当初の2トップから、決勝Tから徐々にトーニの1トップにシフト。こちらも変更を加えていたが、実は本来のカテナッチオの姿に立ち戻っていたに過ぎない。この試合で本当の意味での攻撃的な選手は、わずかにトーニとトッティの2人のみ。しかし、ゴールに鍵をかけつつもピルロのゲームメイクや攻守に運動量豊富なペロッタ、グロッソ、ザンブロッタの両サイドバックの攻撃参加などでチャンスを作り出した。 心のよりどころであるチームスタイル、カテナッチオに味を付けて勝利したイタリアに対し、本当に小さな差異かもしれないが、迫力ある攻撃的スタイルを変更したドイツ。その差が結果に表れたのだと。 それにしても・・・ 「こうなったら、地元の圧倒的な声援があるドイツが有利なのかも・・・ね・・・ とか俺が書いてたら、負けるかも・・・ね・・・」 あな恐ろしや(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 本当にもとやんの呪いって、あるんじゃ無かろうか・・・ 呪いのHPで売りだそうかしらw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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