デジタル紙芝居第12章 12
前回の紙芝居はこちら...エリア49では新型無人可変戦闘機の開発...トライ&エラーを続けて、ついに完成の日が近づいてきましたそれでは...はじまりはじまり...アヌビス2: それでは、「ファントム」のバトロイド形態安定性検証試験を開始するアヌビス2: えっと...何回目だっけ...技術本部主任: 7回目ですアヌビス2: だいぶ失敗してるね...そろそろ体力も厳しいね技術本部主任: 睡眠時間を惜しんでましたからねぇ...タフですよねぇ...アヌビス2: 技術本部の皆さんの方が寝てないと思うんですけど技術本部主任: それは我々のデフォルト...慣れたものですよ お、無駄話の間も出力は安定してますねアヌビス2: 今回はうまくいったようだねアヌビス2: それでは試験のステップを進めようか技術本主任: 計測班、兵装の作動状況をモニタリング開始アヌビス2: ところで、模擬戦の相手は...キュベレイワン: もちろん俺だよ 本気でやっちゃって良いんだよね?アルバトロス2(エリア49所属空軍アルバトロス隊2番機): 隊長より自分だけ基地に帰投するよう言われたんですけど...技術本部主任: お待ちしていましたアヌビス2: 早速だけど、基地司令のところで命令を受けてきてくれ技術本部主任: その後、技術本部棟の第3会議室に行ってください みっちり詰め込ませてもらいますからアルバトロス2: 詰め込む? 何を?技術本部主任: 来ればわかりますよ それと、あなたのF/Aー18をうちのチームで預からせてもらいますアヌビス2: 心配はいらないよ 悪いようにはしないからアルバトロス2: 不安になるような言葉ですよね...技術本部主任: お、来た来たアヌビス2: これが例のヤツかい?技術本部主任: そうです 本部工場で開発された新型ECMポッドですアヌビス2: これは「ファントム」のコントロールのデバイスも入ってるんだよね技術本部主任: 今回、哨戒機の機能を省いて、電子戦と無人機指令に特化した内容を狙っています 片手間では扱いきれませんからね...「ファントム」は...アヌビス2: え? 自分はどちらもやれって言われているよね技術本部長: それはあなただからですよ 皆があなたのような能力を持っていないですからねアヌビス2: おだてられても何も出ないよ...技術本部長: 話を戻しましょう F/Aー18にこれを装着するだけでなく、機そのものを改修します 改修後はVEAー18と呼称しますアヌビス2: かなり扱う情報量が多そうだな 会議室でレクチャーを受けているアルバトロス2も大変だな技術本部長: 彼は大丈夫ですよ 事前調査で試験要員に適任と判断された実力の持ち主ですからアルバトロス2: これよりVEA-18の「ファントム」運用試験を開始します技術本部主任: 学んだことをしっかり活かしてもらえば問題ありませんよアルバトロス2: 座学は完全にキャパオーバーですよ...アヌビス2: 大丈夫だよ 足りないところは空で掴めば良いんだからアルバトロス2: また、不安になるようなことを...その後、テストは順調に進み、新型可変無人機QVF-104は完成したのでした童友社 1/48 凄プラモデル F-4BファントムII “VF-111 サンダウナーズ” プラモデル価格:9,070円(税込、送料別) 楽天で購入1/72 EA-18G グラウラー価格:2,321円(税込、送料別) 楽天で購入