【楽天ブックスならいつでも送料無料】バイバイ、ブラックバード [ 伊坂幸太郎 ]
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」-これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。特別収録:伊坂幸太郎ロングインタビュー。
久しぶりの伊坂さんです。
ほほー。
このお話、なんだか出版社の「ゆうびん小説」という企画で書かれたものなんですねぇ。
いやー、面白かった。
そして、繭美がどうしてもマツコさんに思えてしまってしょうがなかったんですけど、それって私だけじゃなかったんですね(笑)
これ、映像化にすることがあるなら、ぜひともマツコさんでやってもらいたい。
きっと読んだ人は、そう思うに違いないと思います(笑)
一つ一つの作品、それぞれ面白いんですけど、有須睦子のお話と、最後の『あのバス』に乗らなきゃいけないお話が、じーんときますよね。
星野ちゃんは、5股も掛けて女の人と付き合って、それだけ聞くと酷い男なんですけどね。
どうにも憎めない。
それは繭美も同じで。
タイトルの『バイバイ、ブラックバード』は実際はジャズの曲の題名ですね。
私が聞いたことがあるのは、マイルスデイビスのものなんですが、ミュートの効いたトランペットがなんともいい感じです。