【楽天ブックスならいつでも送料無料】ひそやかな花園 [ 角田光代 ]
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
幼いころ、毎年家族ぐるみでサマーキャンプを共にしていた七人。全員ひとりっ子の七人にとって天国のような楽しい時間だったキャンプは、ある年から突然なくなる。大人になり、再会した彼らが知った出生にまつわる衝撃の真実。七人の父は誰なのかー?この世にあるすべての命に捧げる感動長編。
恋愛小説を読もうと思っていたのに、またまたかなり重いテーマの本でした。
ネタバレになってしまうので、詳しくは書けませんが、きっと沢山の人が悩んでいることなんだろうなと。
私の場合は、ごくごく自然にだったので、その辺の悩みはまるでなかったのですが。
自分ではどうにもならないことなだけに、余計に辛いですね。
それにしても、沙有美みたいな人っているよなーと、うんうん頷いて読んだりしてね。
どうして、何に対しても誰かのせいにしてしまうんでしょう。
自分が不幸なのは、誰々のせい。
自分が何にもしなかったからじゃない。
それは一体何なんでしょうね。
私の周りにもいるよなーと思ったりして。
何かにつけ、自分の味方になってくれる人を探してるというのか・・・。
文句は陰で言うのに、直接言ったりはしない。
『言ったところで何も変わらない。』
がお決まりのセリフなんですが、じゃあ、言わなかったら余計に変わらないじゃない?って私なんかは思うんですけどね。
被害妄想が酷くて、大体がマイナスからのスタート。
思い込みが激しいので、人の話もあまり聞いてくれないし。
・・・あれれ?
紗有美ってこんなひとだったかな?(笑)
話がずいぶんと逸れてしまいましたが・・・
角田さん、本当に色々なテーマでお話を書かれますよね。
凄いなー。
どこからこんな物語が浮かんでくるんでしょうか?
なかなか考えさせられるお話でした。