もうひとつの世界

【楽天ブックスならいつでも送料無料】リリーのすべて【Blu-ray】 [ エディ・レッドメイン ]


【ストーリー】
夫が女性として生きたいと願った時、妻はすべてを受け入れた。/風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家の妻ゲルダと結婚し、デンマークで充実の日々を送っていたが、ある日、妻に頼まれて女性モデルの代役をしたことを機に、自分の内側に潜む女性の存在に気づく。それがどういうことなのかもわからないまま、“リリー"という女性として過ごす時期が増え、心と身体が一致しない状態に苦悩するアイナー。一方のゲルダは夫の変化に戸惑いながらも、いつしか“リリー"こそアイナーの本質であると理解していく。

【解説】
あなたの愛で、本当の自分になれた。

出演：エディ・レッドメイン／アリシア・ヴィキャンデル／ベン・ウィショーほか
監督：トム・フーパー
原作：デイヴィッド・エバーショフ


これは、実話なのかな？
２０１５年の英国映画ですね。

身体は男性なのに心は女性だった主人公が、ある時妻の絵のモデルの代役を頼まれることがきっかけに、自分のなかにいた女性の自分に気づいてしまい、苦悩の日々が始まり…
そこから性転換の手術を受けるまでの、日々を描いているんですが。


邦題は「リリーのすべて」ですが、現代は「THE DANISH GIRL」です。

もうね。
エディ・レッドメインの美しさと、演技力の高さに驚きですよ。
やっぱり凄いね、この人。

最初から、やけに美しい男の人だなーって感じはするんですが、途中から男装（？）しているシーンなんか、それこそ男装してる女性にしか見えないです。

所謂、女性よりも女性らしい男性っていうんですかね？
所作やらなにやらが美しくて、これは勝てないな…って感じですよ。

それにしても、もともとは女性の心を隠して生きていたアイナーなので、奥さんがいるんですよね。
こちらも画家の、ゲルダさん。
アイナーはゲルダをとても愛しているんですが、リリーである自分を隠しきれなくなってしまって、「もうアイナーのことは忘れてほしい」なんてゲルダに言っちゃったりして。

ゲルダの気持ちになると、とても辛い映画です。
いや、トランスジェンダーとしての自分をどうすることもできないアイナーだって、辛いのはわかるんですけどね。

どうしてこういうことになっちゃうのかなーと、胸が苦しくなってしまいます。

辛いですね。
私には想像することしかできませんが、当の本人にとっては、悪夢の日々なんだろうなー…。

アイナーに対するゲルダの、献身的な愛に涙してしまう。
そんな映画でした。