もうひとつの世界

2022/02/06(日)13:42

ひらいて/綿矢 りさ

本(614)

​ ひらいて (新潮文庫) [ 綿矢 りさ ]​ 内容紹介(「BOOK」データベースより)華やかでモテる女子高生・愛が惹かれた相手は、哀しい眼をした地味男子。自分だけが彼の魅力に気づいているはずだったのに、手紙をやりとりする女の子がいたなんて。思い通りにならない恋にもがく愛は予想外の行動に走るー。身勝手にあたりをなぎ倒し、傷つけ、そして傷ついて。芥川賞受賞作『蹴りたい背中』以来、著者が久しぶりに高校生の青春と恋愛を瑞々しく描いた傑作小説。 綿矢さんも久しぶり。 前回読んだのが、「生のみ生のままで」でした。 なんか…… 読み進めるたびに辛くなるなー。 普通じゃなくなっていく愛。 文章も、どんどんおかしな感じになっていきます。 私は、愛側の学生じゃなかったので、その気持ちはあまりわからなかったりしますが。 高校生くらいの年代の残酷さっていうのか、それがどうにも辛かったですね。 ああ……。 あまり良くない読後感です。

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