Change the World [ 秦 建日子 ]
内容紹介(「BOOK」データベースより)
夏休みの前夜、公園で小学校教師が殺害された。史上最悪の渋谷のテロ事件から二年、本所南署に異動したばかりの刑事・世田は、元警視庁サイバー班の奇抜すぎる新人女性刑事・天羽史と事件を追ううちに、巷で出回っているAR爆破シミュレーション・アプリ「アイコ」の存在を知る。二年前のテロ事件の真犯人と同じ名前なのは偶然なのか?やがて、被害者と関わりあるらしいレストラン経営者の自宅が目の前で爆破され、偶然、その家で家庭教師をしていたかつての相棒・泉の恋人が重傷を負う。連鎖する事件、暗中模索の中、難航する捜査。そんな矢先、泉が刺されたという一報が世田のもとに入り、さらには天羽が失踪する。事件のキーワードは、世界的人気漫画『ツリー・ブランチ』。そして世田は、その大型イベントが行われる東京ドーム前に立っていた。
本当に久しぶりの秦さん。
前回は、「アンフェアな月」で2007年(!)の1月8日の記事でした。
秦さんは沢山のドラマの脚本を書かれているので、本当に展開が見事です。
この前のお話になる「And so this is X’mas」は読んでいないのですが、滅茶苦茶読みたいです。
『サイレント・トーキョー』という題名で映画化もされているんですね。
これも観てません。
観てみようかなー。
さて、こちらの本ですが。
終わり方がなんとも……
ネタバレになるので、詳しいことは言えないですけど。
けど、今の世の中、こういうことが起きたとしても不思議ではないのかなーと思ったり。
もう、LINEのない世界には戻れない。
AIのない世界には戻れない。
やっぱり便利には恐怖が付き物というのか…。
なんだか最近、物騒になってきましたしねー。
テレビ番組で「昭和」を懐かしむみたいなのが、やたら目に付くというのか。
もう、戻れないんですよ。
あの日々には。
付いていくのがやっとの私としては、いっそのこと山に籠ったほうがいいのかも…と思わなくもないです(笑)