エジプト 旅行記 (31)
10:30 自動小銃のお巡りさん達にバイバイして 車に乗り込む。
車が ちっとも出発しない! どうしたんだ!
ガイドが言うには、ここから ツーリスト・ポリスが パトカーで先導するという。
おいおい 俺は金を払わんぞ!
金はもう払ったから 払わなくても良い・・・・とガイド
いくら払った?
20£(300円)! 倍も取られた! 交渉していたので時間がかかった!
パトカーはいくらだ?
パトカーは タダだ!
デモ 4人もお巡りが乗ってるぞ!
あいつら 暇だからいいんだ!
・・・んゥジャ お巡りさんに チップもうやらなくていいな!
てな訳で 出発!
ポーポーポー ピュオーンピュオーンピュオーン!
勇ましいサイレンで 先導してくれる。
渋滞していれば なおさらサイレンをかき鳴らす! うるさいが実に速い!
30分ほど走って 突然ストップ!
ガイドやお巡りさん達が車から飛び出していった! 革命勃発!かと思いきや
暫くして
右手の混雑した屋台から ガイドが白いものを詰めたビニール袋を運んできた。
我々に2袋渡して・・・
この町名は アブデビア(アブジビア:女房は、こう聞いた)といって
このブーザ(ムーザ:女房は、こう聞いた)が有名だ!
これは、私からの プレゼントだ。大変にうまいヨ・・・
ビニール袋の角を噛み切って飲んでみた。
ジャスミンの香りがする少し甘~い感じの糊(のり)といった感じだった。
私は味見だけで充分だった! 女房は美味そうに飲んでいた!・・・感じがした!
ここで例の糊を売っていた ポリ袋の角を噛み切る・・・・・
注)帰国して調べたら
Boozah: ブーザ パンから造られるエジプトの古代ビール・・・ちょっと違うな・・・
お巡りさんも ガイドも 運転手も 美味しい?糊を満喫して出発!
ナイルのデルタは穀倉地帯 細い道に入り込む
ナイル川下流のデルタ地帯は、大昔から灌漑が行なわれ実り豊かな穀倉になった。
ここでは、いろんな歴史が大昔から繰り返されてきた。
やがて デルタの細い道に車が入り込んでいった。 ヒクソクの都 アヴァリスだ!
何故か お巡りさんが沢山たむろしていて 写真を撮ってはダメだという。
・・・・まあ チップでも支払えば 写真もOKだろうが まあいいや・・・
アヴァリス(現在 テル・エル・ダバ)の 匂いを嗅いで ヒクソクを偲んだ。
アヴァリスの跡 こんな僻地でなにしている?
百科事典マイペディア より
ヒクソスとは 紀元前18世紀末エジプトに侵入,
約1世紀間同地を支配した異民族とその王朝(第15,16王朝)の称。
ギリシア語で正しくはヒュクソスといい,〈外国の王〉の意。
馬と戦車を導入,アバリスを首都とし主としてナイル・デルタを支配した。