観光客の見ないアメリカ ’森の生活’

2005/07/26(火)00:11

バリティモアアートスケープVSフィリーコンサート 

今日は朝まで旦那と決めかねていた。  フィラデルフィアで、ラジオ局主催のコンサートが開かれ、そこにパティスミスやインディゴガールが、メインのラインアップとして呼ばれていた。 私は高校生のころ、ニューウエーブを知り、パンクを知り、怒涛のように入り込み、自分もバンドを組んで、ニューウエーブのボーカルをやっていた。そんなニューウエーブやパンクの大御所中の大御所である、パティスミス。 ロックンロールニガー や BECAUSE THE NIGHTで知っている人もおおいはず。彼女の音楽に憧れ、夢の中の人の存在だったパティスミスの生の音楽が、フィラデルフィアで聞けるはずなので。 インディゴガールも、フォークの中の大御所で、大好きなバンド。 この二つが同時に見れるなんて・・・・夢のようなお話だったのだ。 そして、バルティモアでは、アートスケープと呼ばれる、ビジュアルアートだったら、もう全てが楽しめる、大きなイベントが2日に渡って開かれていた。 コンサート会場も4つくらい設けられ、コレマタ色々なジャンルの音楽が繰り広げられる。音楽だけでなく、ダンスも、アフリカンドラムや、大道芸も、その他色んなパフォーマンスが楽しめる2日間。 色々な芸術家達が、自分の作品を売るブースが、カナリ長く続き、その中にオべラの宣伝のブースがあったり、新聞社のブースがあったり、兎に角、アートに関するものなら、全て!!が大結集するのが、このアートスケープの凄いところ。 子供が楽しめるブースも、物凄い沢山あって、子供達に色んなアートを教えている。 今年の、コンサートのラインアップは、妖精の大好きなファンク、ブルース、サンバ、ラテンロック、レゲエなどなど・・・・・・ このフィラデルフィアのパティスミスに行くか、バルティモアに行くか・・・・でもめたのだ。 私はパティスミスが見たかった。 (旦那もパティスミスの大ファンなのですが) デモ旦那曰く、その会場が最悪の場所で、炎天下のなか日陰も全くない、街中。其れも、カナリ治安の悪い場所に設置されている。 バルティモアの場合、音楽だけでなく、モット幅の広いアートが楽しめるし、こういう企画はフィラデルフィアでは全くないことなので、バルティモアが良い!と旦那は主張。 パティスミスは見たかったけど、マアーいいかと思って、バルティモアに行った。 バルティモアに住む友達に、”レゲエ見るところであいましょう”ってメールをしてから、私たちは出かけた!! 一バンに見たのは、すっごい可愛い黒人ボーカルにとってもお洒落な3人の黒人女の子ダンサーを率いた、ファンクバンド。 う~~~~~~~~ん。いいぞいいぞ!! 黒人特有のあの声量のアル歌声。見とれちゃうダンス。ファンクミュージックってどうして、コンナに血が騒ぐのでしょう!ぽってり太ったボーカルの女の子、でも髪の毛はクルクルでロング。おまけに凄いお洒落な格好で、とってもファンク音楽とちょっと不釣合いなくらい可愛くって、デモ其れが新鮮で、とっても妖精の心キャッチ!!ジェイムスブラウンだけがファンクじゃないぞ!!って思いっきり、ファンキーな音楽に踊りまくった妖精でした。 ステージのあと、私はボーカルに走りより話しかけ、感動を伝えました!!”凄い嬉しいほめ言葉だわ。ありがとう~”ってにっこり笑う彼女。近くで見ても、かわいーー!自ら、メールアドレスを渡して握手して!兎に角、ファンクの音楽。女の子の可愛さいっぱいのステージ。妖精は超気に入りました!! その後もとってもいいバンドが続き、私たちは、ステージのはしごをしては、楽しみました。。。。。。 さてさて、友達と会えるかな?と思っていたレゲエ。 先々週の週末に見たレゲエバンドがステージに立つ。 ちょっと目を離していたら、友達が旦那を見つけて、合流してくれていた。 バルティモア地元人気バンドなので、会場はノリノリ。 皆が踊り、唄い!! 私も2回目のステージなので、覚えていた歌ばかりで、一緒に歌いながら踊り、ピョンピョン飛び上がり、一体感を感じた楽しいステージだった。 そして、そのステージも終わり、私たち4人は(旦那と友達と友達の旦那様と私)その場で、べちゃべちゃ喋っていた。 すると、又別のコンサートが始まった。 私と友達の ヒロミチャンは、ステージの見える場所に移動して・・・・ 二人で”誰だろうね~!”なんて言いながら見ていました。 会場は一曲目から大盛り上がりで、皆総立ち状態で踊っている。 ”誰?誰?”と思いつつ・・・・歌が進んでく。 誰かが”シャギー”って声を掛けた。。。。 ”ええ?シャギーなの????”アレがシャギー??まさかねーーー”って思いつつ、流れてきた曲は、ラジオでいつも流れているあの曲だった。 ”you are my angel my only baby" (だったかな?) おーーーーーーーーーーーーー!シャギーだよ、シャギー!!! 私もヒロミチャンも、思いっきり踊りまくりました!! シャギーは、ヤッパリ凄いエンターテイナー。  観客を上手に巻き込み、皆で歌って踊るステージ。 あ~~~~~~楽しかった。 レゲエっていつも思うんだけど、お客さんもフレンドリーになる。 踊りながら肩や腕があたっても、皆、にっこ~り。 隣で踊っていた綺麗な金髪のお姉ちゃんが一緒に写真撮ろう!と肩を抱いてきた!! そんなことも起こっちゃうのがレゲエ。 レゲエって、黒人の悲痛な叫び・願いを託した音楽からスタートしたけど、 ほのぼのとしたリズムや、今ではダンスホール系(レゲエは、ダンスホールと呼ばれる、イワユル踊れ楽しめ的なものと、ルーツというボブマーレーのような、メッセージをこめたものに別れています)のレゲエがおおいから、皆が楽しめて、会場が一体になって、素晴らしい空間ができる。 バルティモアの凄いのは、これが全部、タダ。全部タダなのです。 今回で24回目。 毎年、有名なバンドやら芸術家が来て、ぜーんぶタダで、見せてくれる。 芸術に対する意識のトテモ高い町。 素晴らしいこのイベント、来年は、芸術家のブースに挑戦してみようかな?と思いつつ、かえってきました。 帰りの車の中、旦那が ”フィリーに行っていたら、狭い会場で熱くって、あんなにご機嫌ノリノリに踊ってなんかいれなかったね。こっちに来て、良かったね” といった。 そうです。私もそう思っていたところだったのです。 やっぱりバルティモアにいってよかったな。。って。 久しぶりにヒロミチャン夫婦にも会えたし!ほんと、楽しい一日でした!!! 楽しかったね。ヒロミチャン!! パティスミスは凄い惜しかったけど。 又機会がキットあるといいな。

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