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カテゴリ:映画
渡辺謙はサイトーという日本人の役です。当然舞台は日本ということになります。じゃあ、いったいどこの海岸だったのかと言うことですなあ。海岸には、銃を持った警備兵がいて、要塞のような建物が建っています。建物の内部は、日本風というか、中国風というか、カンフー映画に出てきそうな内装です。
場面は一転して、新幹線の中。やっぱり日本か。でも、こんな形の新幹線は、あったっけ?新幹線の向こうには、東京タワーも見えています。やっぱり日本か。新幹線の座席は、コンパートメントになっていて、4人がけの座席で、みんなが眠っています。夢の中だね。ということは、あれは夢だったと言うこと? やがて仕事の依頼が来ます。それがインセプション。企業同士の抗争を夢で勝ち抜こうと言うのが、この映画のコンセプトです。でも、それだけの財力があれば、もっと別の方法があったのでは?それとも、この方法が安全だと思ったのかな。 夢の中だから、現実には起こりえないことが起こります。夢を設計して、夢の中で実現していくのですが、夢は一人だけが見るものではないので、予想外のことも起こります。死ねば夢から覚めるというのは、まるでゲームのようです。 雪山のシーンは、ホワイトアウトのようです。武装した兵士が、要塞を守っています。雪に埋もれた施設なので、ほかのシーンとは勝手が違います。スノーモビルやキャタビラーのジープなどで走り回ります。このあたりは、とても現実的です。 でも、それと並行して、別の階層の夢が同時進行していきます。階層が違うと、時間の流れが違います。それを音楽でシンクロさせながら、深い階層に入り込み、ミッションを遂行していきます。そして、現実の世界に。戻ってきたはずなんだけど。 そもそも、このシステムを作り出したのは誰か。あのフランスの大学教授なのか。そして、女子学生が、いとも簡単に使いこなしてしまう。とてもシンプルなシステム。怪しげな鎮静剤を服用し、戻れないかもしれないリスクを内包しながら、ただ自宅に帰りたいためにだけに、計画を練り上げる。仲間たちはいったいどんな報酬を得たのか。 疑問だらけの映画ですが、映像はすばらしい。予告編でも流されていた、町がめくれ上がるシーン。このシーンを見るためにいったようなものですが、めくれた後どうなるのか。それは映画を見てのお楽しみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.18 13:27:13
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