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sinokの【私情まみれの映画考察】

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サイド自由欄

May 9, 2009
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カテゴリ:映画「か」行
前作『CASSHERN』がまったくダメだったので、実はこれもパスしようかと思ってました。
が、このところ読書方面で『信長の棺』『信長 あるいは戴冠せるアンドロギニュス』『下天は夢か』と立て続けに読んでいる「マイ・信長・ブーム」状態なもので、その一環(?)で観に行ってまいりました。

紀里谷監督・・・映画撮るの上手くなりましたね。
失礼極まりないですが、どうしても『CASSHRN』がちゃんと映画にみえなかったんです、私。
シーンとシーン、エピソードとエピソードを並べただけのようだったし、よくわからん心の声みたいなモノローグや、イメージ映像?回想シーン?なんだかとにかくビジュアルで伝えたいという想いが先行しすぎて物語をちゃんと語れていない印象でした。
それが今回、ちゃんと話が出来ている!
やっと、あの独特の映像美が正しく脇役になって使われてました。
まだまだ過剰気味だけど・・・話のわりに、尺が長いんだもん(笑)
戦闘シーンのバリエーションがいささか少ないこともあって、最後の関が原ではすでに飽きてました・・・。


安土桃山時代の再構築!とはいうものの、定番の事実は結構そのままにしてあったりして、ビジュアルに惑わされなければ、さほど違和感ある話でも、仰天解釈があるわけではありません。
歴史オタクも大安心(笑)
時代考証はほぼ無視されてますが、安土桃山時代のパワーとか香りを表現したとみれば、むしろ妥当な表現でしょう。
ようはエッセンスさえ時代に気分に合っていれば、歴史オタクも納得です。
中でも、やはり信長様が秀逸です。
意識したのかどうか不明ですが、どうみてもチェーザレ・ボルジア状態。
外見も安土城もイタリア・ルネッサンスの香りがする!
確かに既存の価値観を全てなぎ倒していったところは両者ともよく似ていて、わかっていて重ねていたなら、紀里谷監督はすごい。
(ちなみに私は塩野七生の影響でチェーザレも好き)
そこで信長の配役に、最近ついに坊ちゃん顔を卒業した中村橋之助というのもステキ。
あのルネッサンスな格好で「敦盛」を舞う姿はなんと贅沢な光景でしょうか。
いかん、私、この信長のおかげで今作気に入っただけなのか!?


ま、登場人物の価値観は完全に現代人なので、笑っちゃうところもありますが。
意外だったのは、予告で華々しく飛んで回っている五右衛門が、物語の8割でトラブルメーカーだったというところ。
正統派ヒーローではまーったくない姿が、ストーリーに深みを与えていたのかも。
江口洋介、ハマリ役でした。

うーん、紀里谷監督、この次の次くらいで、なんかバケそうな気もします。
作るたびに良くなっていくのは素晴らしいこと。
がんばれ!






最終更新日  May 9, 2009 03:43:25 PM
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