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sinokの【私情まみれの映画考察】

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January 31, 2010
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カテゴリ:映画「た」行
まずは・・・完成しておめでとう、テリー・ギリアム。
どーしてもすんなり映画を撮ることができない運命にあるギリアム。
それでも諦めないあなたが大好きだ。

なんだか、ギリアムのいろんな映画を一緒くたにしたような映画だ。
自伝的作品とのことだが、その視点でこの映画を思い返すと、人の生涯ではなくて、ギリアムの作品づくりの苦労が映画になっていたように思える。
大受けしたり大コケしたり(『バロン』か!?)あれこれ障害がおきたり・・・うまくいっているのかいかないのか、ナゾのギリアムの作品群。
しかしそのすべてに共通するのは、夢のような世界感だ。
これほどはっきりと、ギリアムが「これは夢だ」と宣言した作品は初めてじゃないだろうか。
彼が今までつむいできた夢のような世界。
主人公パルナサスが紡ぐ、夢の世界。
パルナサスも悪魔のニックもどちらも映画監督である。
どちらの夢=映画が見るものを魅了するのか・・・ここで繰り広げられる戦いは、現実の映画界のよう。
欲望・セックス・暴力・お涙頂戴・・・それがニックの「夢」なら、それを超える見たこともない世界をパルナサスは紡ごうとする。
そこには映画という表現方法への愛情も感じる、というのは言いすぎだろうか。

毎度のことだが、ギリアムの世界は、解釈しようとするのは少し難しい。
私にできるのはギリアムの映像世界に浸ることだけだ。
夢にすらみることのできない、夢のような世界を。
細かいところまで行き届く、ギリアムの世界。
今回もまた、途中で資金がつきかけて大変だったらしいけど(笑)
この人はどこまでも夢のような物語を紡ぎ続けていくのだろう。
現代の吟遊詩人のような、映画監督。

もう一回みようかな。
夢を見たいと思ったとき、ギリアムはちゃんと、夢よりすごい世界を見せてくれる。





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最終更新日  January 31, 2010 10:43:01 PM
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