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sinokの【私情まみれの映画考察】

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February 14, 2010
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カテゴリ:映画「は」行
男ってダメね~~~、という映画(笑)
不可思議な現象にぶち当たったときの、男女の反応の違いがよく描かれた映画です。
「これは自分の手に負えるモノだ」と思い(あるいは思おうとして)、あれこれ試して事態を悪化させていく彼氏と、静観するか専門家に頼ろうとする彼女。
起こる怪奇現象より、怪奇現象の恐怖に耐えかねて喧嘩と仲直りを繰り返す主人公2人の関係の方が心配だった(笑)
またその関係性を映す、怪奇現象のないシーンの演出がいい。
勉強中を邪魔する男に苛つく彼女とか。並みの映画にはないシーンですが、日常生活ではよくありますな。
恐怖がピークに達したあたりでの喧嘩で、「あなたは役立たずよ!」という彼女の叫びに思わずうなずいておりました。
この映画、妙に女心にヒットするのは何故でしょう。
感覚で生きてる女性からすれば、この映画の彼氏は、彼女を守りつつも猛烈に女ゴコロを無視しているようにしか見えません。
同類の男性に苦労している女性陣には、この映画のラストはある意味爽快かも?

という、ホラー映画であるはずなのに、まったくあさっての感想を持つに至ったのは、この映画がフィクションであると初めからわかっているからなのですね。
超低予算で作られたのに全米大ヒット!という前宣伝が誇張されて、正直、怖さはそれなり。
頭には138万円という予算がこびりついていて、怪奇現象が出てきても、「これ138万円でどうやってとったんだろ?」とそっちが気になる始末。
ご丁寧に、パンフレットには予算の内訳が書いてありましたが。
これは『フォース・カインド』や『ブレアウィッチ』のように、「ホンマもんです」という宣伝を打った方がまだ良かった。
と、思ってたら、どうもフェイクと思ってなかったらしいカップルの観客がいて、彼女の方が真っ青になっていた。
大丈夫だってば。本物ならそもそもカメラに映んないんだから(笑)


この手のほかの映画と比べれば、展開も起こる現象も全部ベタなのに、それなりに面白いと思わせるのは、手持ちカメラで撮ってるとはいえ、基本的には固定された画面でのみ展開しているからでしょう。
手持ちカメラにありがちの振り回すような映像は、主人公が恐怖の余り部屋を見回すときぐらいのもので、あとはきちんと構えて撮っている、カメラを置いている、カメラを固定している。の3パターン。
特に怪奇現象を固定カメラで撮っている寝室の画は面白い。
肝心の、何者かがやってくる廊下の奥や階段の下はまったく見えず、そこで何がおきているのかわからない。(明かりがパッとついたりするところが、可愛い)
何が怖いって、わからないのが一番怖いんですよ。
恐怖の正体や、何が起こってるのかが知れちゃうと、恐怖は少し違った方向に向かってしまう。
だから、あんまりホラーでWHYやWHOやHOWは見たくない。
わかるともう、私、笑っちゃうから(笑)
予算の問題もあっただろうけど、やはり固定された画の中で勝負する、というアイディアがとにかく気に入りました。
なんだか、監督の頑張りがいとおしい。
でもあのラストはちょっとつまらない。
一階におりて、そのままで、で、その後の説明があった方がいい。
あれはスピルバーグの助言があって取り直したラストだそうですが、オリジナルはどうだったんでしょうね。

と、ぜんぜん怖くはなかった映画ですが、エンドロールになってないエンドロールは、妙に怖かったです。
『ラブリー・ボーン』の長ったらしいエンドロールに切れかけただけに。







最終更新日  February 14, 2010 05:18:48 PM
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