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sinokの【私情まみれの映画考察】

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January 9, 2011
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カテゴリ:映画「は」行
プレデター。
それは怪物映画の至宝・アイドル・ヒーロー。
人間より怪物を応援してしまう唯一の映画(ほんとか?)。
シュワちゃんがどんだけ好きでも、シュワちゃんより応援してしまう唯一の怪物。
そんなプレデターが何人も出てきて戦ってくれるという、仮面ライダー祭りに盛り上がる40歳前後のお父さんたちのような気分になってしまう映画です。

ついにプレデターが地球から飛び出し、彼らのおひざ元にて戦闘です。
プレデター側から勝手にチョイスされた戦闘のプロや悪い奴らが狩場に誘拐されて、勝手にプレデターに狩られるという無茶な話ですが、プレデターの皆さんならやりかねません。
場所は久々にジャングル。
やはりプレデターにはジャングルが似合います。サバイバルが似合います。
泥と熱帯植物こそがプレデター。
今回は狩られる側の人間もプロがそろっていて、シュワちゃんのときより装備も殺人スキルも向上しているので見ごたえがあります。

・・ああいや、やっぱり人間は問題ではないわ。
今回はプレデターの部族間抗争も明らかになり、戦うことこそプレデターの本懐だと改めて実感。
怪物でありながら、統制がとれ、意志があり、そしてせこい手は使わず・・・並みの人間の悪よりよっぽどノーブルな精神を持っている。
ジャパニーズ・ヤクザとの一騎打ちのかっこいいこと!
剣には剣、飛び道具は使わない。
その男らしさはいまのアクション映画ではもはや絶滅危惧種ではなかろうか。
容貌が醜いなんて・・・あれこそ男らしい容貌じゃないかしら。
主演のエイドリアン・ブロディは、あのたれ目が戦闘のプロにはまったく見えませんが、演技がうまいので良しとしよう。
でも本当にプレデターに対抗できるのはローレンス・フィッシュバーンと愛しのダニー・トレホだけではないでしょうか。
ローレンス・フィッシュバーンの一人二役(ちょっと違うか)は笑えました。
もっとも、二人ともやられちゃうんだけど・・・。
それにしても、ダニー・トレホっていままでプレデターに出てないのが不思議なくらいですね、あの顔で(笑)。

なんかプレデターとなると、プレデターがどれだけかっこいいかを語ってばかりで終わっちゃいますね。
でも映画としても、今回のプレデター、1作目をかなりリスペクトしているうえ、なおかつマネばかりではなくて一ひねりしてあるところが素晴らしい。
あの泥のシーンとか・・・。
狩られる人間共の正体とか・・・。
プレデターシリーズで推理力まで使ったのは今回が初めてでした(笑)。

だんだんネタギレになっていくかもしれませんが、ぜひ頑張ってシリーズを続けてほしいです。
だって、最期の男らしい戦士たちなんだもの。
草食男子撲滅委員会(なんじゃそりゃ?)としては、プレデターこそ究極の肉食男子として認証いたします。
がんばれプレデター!
人間なんかやっちまえ!





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最終更新日  January 9, 2011 05:55:49 PM
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