七つの会議
東京での最終日、帰りの便の待ち時間に空港内の本屋で見つけた本。タイトルは、「七つの会議」へぇ、七つも会議をするってどんな内容だろう、と裏表紙に書かれているあらすじを読んでみた。どうもパワハラに関係するらしい。なんか面白そう。購入すると早速空港内のソファに腰掛けながら読んでみた。いやぁ、面白いのなんのって、次から次と場面が変わり一つ一つの会議がジグゾーパズルのピースのように組み立てられていて、最後は大きな思いもよらない画面に出来上がっていた。内容は、パワハラが発端だけれども、実は・・・・・。おりしも世間ではいくつかの大手企業のデータ偽装、改ざん隠蔽がニュースで取り上げられていて現実と小説がオーバーラップしなかなか読みごたえがあった。恥ずかしながら、この本と「空飛ぶタイヤ」が同じ原作者だった、という事をこの本を読んで初めて知った。 七つの会議 (集英社文庫) [ 池井戸潤 ]