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今日、大学のグラウンドに練習に来ている高校生に高跳びを教えました。
しかし、突然のアクシデントもあり、15分くらいしか教えることが出来ませんでした。 本当は跳躍練習をやる予定では無かったのですが、高校生に「教えて上げようか?」と聞いてみたら、「教えてください。」と言ったので教えることにしました。 取りあえず、バーの高さが160cmだったので、そのまま飛んでもらいました。 結果は失敗でした。 アドバイスとしては、踏み切りが遅いので、踏み切りのリズムを上げようというアドバイスをしました。 2本目の跳躍も落としてしまいました。 今度は、助走のリズムアップが的確では無いので、最初はゆっくり走り出して、コーナーに入る所から徐々にリズムを上げて、踏み切るというアドバイスをしました。 3本目は成功しました。 成功したのでバーを上げます。 その時に少し話しをしました。 自分「自己ベストはいくつ?」 高校生「175cmです。」 自分「そっか。じゃあ180cmとか、190cmで練習したほうがいいよ。踏み切りで体が突っ込んでいるから、上に上がっていない。高い高さを飛んで、体が上に上がるようにしたほうがいいよ。」 高校生「いや~・・・。無理ですよ。」 自分「???無理?180cmとかじゃ跳躍練習出来ない?」 高校生「出来ないですね。」 自分「え?(じゃあどうするんだろう?)・・・。これからどのくらいの高さを飛びたいの?」 高校生「180cmが飛びたいです。」 自分「180cm?180cmじゃインターハイ行けないよ。県大会しか行けないよ。」 高校生「え~・・・、まあそうですね。」 自分「目標は180cmでいいの?」 高校生「はい。180cmが飛びたいですね。」 自分は愕然としました。 この高校は、かなりの量の走り込みを行っています。 ハッキリ言って、地獄のように辛い練習です。 自分の大学の練習より走る量は多いです。 この高校生もかなりの量の走り込みをしています。 それなのに、高跳びで自己ベストプラス5cm跳べればいいという考えが自分にはわかりませんでした。 あんなに辛い練習をしているのに。 なぜ、上を目指さないのか? バーの高さが170cmになりました。 自分はこの高校生に何を教えればよいのかわからなくなりました。 やる気はあるのか? ただ上を目指していないだけなのか? このような疑問が自分の頭の中にあり、170cmでもアドバイスはしていましたが、その内容は覚えていません。 その時、高校生が「足が痛い。」と言ってきました。 自分は「自分で判断して、痛いなら止めた方がいいよ。」と言いました。 高校生は高跳びの練習をやめました。 180cmというのは、中学生が飛ぶ高さです。 中学生というのは、ほとんど走り込みの練習をやりません。 その為、パワーがありません。 180cmは、パワーのない中学生でも跳べる高さなのです。 走り込みをしている高校生は、190cmは今すぐにでも跳べる力があります。 しかし、現在は160cmも跳べない日があります。 なぜなのか? スランプという感じには見えませんでした。 自分には、相手をその気にさせる力が足りないと常々感じます。 自分の教えたいレベルと、相手の教えてもらいたいレベルが一致した場合には、かなりよい練習になります。 しかし、自分の教えたいレベルに、相手の教えてもらいたいレベルがついてこなかった場合の指導が非常に下手だと感じます。 どんな時でも、安定した指導が出来ることが望ましいと思います。 やはり、まだまだ学校の先生のレベルには達していないと今日も思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月31日 19時22分58秒
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