ヴラマンク展に行ってきた
明日の教会学校の準備をしながら、NHK第一放送による平昌オリンピックの女子カーリング3位決定戦をSONY SRF-18で聴いていました。銅メダルおめでとう!韓国メディアでは藤沢五月選手がアイドル並に人気を集めてましたが、僕的には、吉田知那美選手の「にっこにっこにー」がとても気になりました。紅白歌合戦の時も書きましたが、電波状況最悪の我が家では、もっとも強力なNHKの第一放送の電波でも、安価な SRF-18 では受信がとてもしんどい。それでも毎朝出勤準備しながら聴くのは、このSRF-18。3000円の卓上ラジオですが、NHK第一放送専用受信機として、我が家で一番活躍しています。受信レポート 2/24 受信機 SONY SRF-18JST 22:00 NHK第一放送 on 540kHz in japanese SINPO 54353小倉リバーウォークの北九州市立美術館分館へ、ヴラマンク展を鑑賞に行ってきました。一枚一枚の作品に興奮してしまい、作品の世界に意識を沈め込みながら集中して観ていたら、展示の半分を鑑賞したあたりで、集中力が途切れてしまいました。こういう偉大な画家の、一生分の作品を鑑賞するのですから、二、三日通い詰めるくらいの余裕は必要だと痛感しました。展示してある全作品を見終わった頃には、もうぐったりで、一日分の激しい労働をしたような疲労感でした。それにしても素晴らしい作品の数々でした。「これを観て、打ちのめされろ」といわんばかりの作風。粗く、乱暴で、そのくせこれ以上ないくらい絶妙な絵の具の乗せ具合、暗い色調に映える壁の光、花の色、ダイナミックな空のうねり、そして無個性に描かれながらも、すごく味のあるのが、風景の中の人物――。当たり前のことですが、才能だけではああはいかなくて、才能を形にする職人技が必要で、その職人技は経験によって成立する。そしてこの偉大な画家はこう書き残すんです。「たいていの場合、芸術家、いや人間というものは、すでに使用されたやり方、どこかで見たことがありそれを再利用するやり方、使い古されたやり方でしか、何事も行うことができないものである」こんな誰にも真似できない作品を数多く残しておきながら、オリジナリティーなど希で、すでにある方法を磨いて新しくするんだという謙遜な姿勢からは、学ぶべきものの多さを感じました。その後、画集を買って帰りましたが、本物の作品を前に打ちのめされたあの衝撃は、画集をめくることでは甦ってきませんでした。「冬の村通り」1928-30年 油彩/カンヴァス