口語自由律俳誌「新墾(にいはり)」352号
口語自由律俳誌「新墾」352号が刊行されました。もず(瀬崎峰永)の俳句も掲載していただいています。 姉が発狂したピンクのチューリップ咲いた わたくしの死屍に群がれよ冬の蝶 捨てた女を憎んで匕首のような月 ほか2句ところで、この352号。これまでほとんど注目されなかった私の句が、はじめて「反射鏡(前号で発表されたたくさんの俳句の中で人気投票をして高得点だった句)」のコーナーで選出されていました! なんというやけくそな雲だろう/瀬崎峰永え、これが? と驚いたもず。しかも、この俳句をテーマに短い小説を寄せて下さった方もおられ、もう感激でした!次回353号では、この句の作者解説を寄稿せよとのこと。ほかに、 まだ漂白可能な心をぶら下げている/瀬崎峰永を採って下さった方もおられました。感謝です。追記いま気がつきました。「新墾」352号で、もう一つ、前号発表したもずの句を採って下さった方がおられました。 こっそり名前のない痛みが訪ねてきた/瀬崎峰永嬉しいです。ありがとうございました。