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祈りと幸福と文学と

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もず0017

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もず0017@ Re[1]:「盆トンボ」表彰される(03/11) obasan2010さんへ ありがとうござ…
obasan2010@ Re:「盆トンボ」表彰される(03/11) 「盆トンボ」の表彰おめでとうございます!…
もず0017@ Re[1]:「狼の女房」 「ふくやま文学」第36号に掲載(03/02) 象先生 メアドは変わってないのですが、…
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2013.09.28
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いまの季節、どこの田も稲が穂をつけていて、黄金色に輝いている。
稲穂が風にざわめく様子に、つい目を細めてしまう。
古事記神話をネタに小説なんか書いているせいか、最近の僕には奇妙な反応があって、
稲穂の波をみつめていると、
そこだけが僕の目に、なんだか弥生時代にみえてしまうのである。

現代の風景の中に現れた、弥生時代。

弥生時代は田んぼを中心にゆっくり広がっていって、いつしか空はもっと広くなり、ビルや鉄塔はかき消え、
貫頭衣をまとった民の気配がそこかしこに濃密になってきて、
目をあげると、
そこに竪穴式住居の環濠集落が……あるわけないか ^^;


ところで実った稲を見ていると思い出す話がある。
大正生まれのある老婦から聞いた話。
毎年毎年、同じように育てているのに、田んぼのある部分だけが、いつもひどく成長不良になってしまうのだそうで、
とくにそこだけ日陰になるわけでもなく、土が違うわけでもないのに、なんで毎年こうなのか、
散々悩んでも埒があかず、とうとうお金を払って専門家に調べてもらうことにしたという。

すると吃驚することに、調査の結果、田んぼの発育不良の土壌の下に、なんと温泉の通っていたことがわかった^^;

ウソみたいな話どけれど。

稲も実らぬ役立たずの土地……しかしその後は、村人たちの疲れを癒す大切な場所となった。…まあ、大分県らしい話といえば、そうなんだけど。ここじゃいたるところに温泉があるのだし。


「で、その温泉には、入ったことあるのですか?」
と、尋ねる僕に、老婦は耳に手を当てて「は?」
「その温泉に入ったことありますか?」
「は?」


・・・・・・入ったこと、ないんだな。







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Last updated  2013.10.23 12:02:34
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