祈りと幸福と文学と

７日間ブックカバーチャレンジ
第７日目　『幼いイエスの聖テレーズ自叙伝――その３つの原稿――』　（ドン・ボスコ社）



ブックカバーチャレンジ最終日は小説ですらない（笑）
バトンを受け取った時から最終日はこれを紹介しようと決めてました。１９世紀のフランスが生んだ聖女、リジューの聖テレーズの自叙伝です。

･･･って、誰だ？　と思う方がほとんどだと思います。小さな頃から聖人になりたくて、姉のあとを追ってまだ規定の年齢に達しないうちからカルメル修道会（黙想会です）に飛び込み、ひたすら建物の中で祈りの日々を送って２０代前半に天に召された人。そう書くと身も蓋もないのですが。
カトリックの教会博士。歴史上数多くの聖人がいる中でも、人気ナンバーワンがこの小さき花・聖テレーズです（マザーテレサの列聖により、ナンバーワンも最近あやしくなってきましたが）。

たとえば皿を配るとか、ゴミを拾うとか、そういう誰にでもできる、どうでもいいような事を、これ以上ないくらいの神聖な愛をもって行った人。
「小さき道」という、仏教の禅宗にも通じるような、完全明け渡しの人生観を自ら発見し実践した人。
同じ修道女仲間の陰口や悪口に、聖母のバラの微笑みで返した人。

いろんな言い方ができると思いますが、一言でまとめれば、完全に人間離れした信仰の人でした。

というわけで、７日間ブックカバーチャレンジはこれにて終了です。これ、バトンなので、誰かに渡さなきゃいけないのですが、特に指名する人もいないので、バトンを空に放り投げます。やりたい人は、空中キャッチしてください！　７日間、ありがとうございました。

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7日間ブックカバーチャレンジ
一日一冊、7日間、本を紹介します。
本の内容については説明せず、本の表紙の画像のみを投稿。
投稿の度に、お友だちを招待します。
読書文化の普及のために。
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＃7days＃7bookcovers