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サマルカンドで朝食

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始祖鳥飼育

2021.04.21
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カテゴリ:始祖鳥飼育
ご報告が遅くなりました。

もず(瀬崎峰永)の詩作品「白蟻」
『信徒の友』(日本キリスト教団出版局)5月号の読者文芸欄に掲載していただきました。
選者は岡野絵理子さん。
ありがとうございました (^^)/








最終更新日  2021.04.21 21:15:39
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2020.08.17
カテゴリ:始祖鳥飼育
もずです。こんばんは。
「信徒の友」2020.9月号(日本キリスト教団出版局)の読者文芸欄に、もず(瀬崎峰永)の詩を掲載していただきました。



作品は「自分の船は」。

選んで下さったのは岡野絵理子さん。有り難うございました(*^-^*)




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最終更新日  2020.08.17 22:40:37
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2020.02.13
カテゴリ:始祖鳥飼育
もずです。こんばんは。



「信徒の友」(日本キリスト教団出版局)3月号の読者投稿欄に、
もずの詩「雪の卵」が掲載されました。選者は岡野絵里子さん。
ありがとうございます。

こんな詩です。



  「雪の卵」

「雪にも卵があるんだよ」と教えてくれたのは、童話愛好家などではなく、
気象科学に詳しい人だった。
正しくは「氷晶」というらしい。
氷晶核となる大気中の塵が、つめたい水蒸気にふれあいふれあいして、
成長したものがやがて雪に育つのだとか。
そそっかしい私は、雪の卵ときいて、
魚卵のようにつぶつぶの、つやつやした卵を連想し、産卵する雪のおかあさ
んまで思い描いていた。
雪のおかあさんはやはり真っ白な雪で
すらりと長い尾ひれを持っているのだった。

アドベント。
ドアというドアに柊のリースが飾られて
温暖なこの土地の空でも
そろそろ
雪の卵から、ちいさな雪の稚魚たちが
孵化しはじめる頃だろう。



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最終更新日  2020.02.13 22:13:00
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2019.12.29
カテゴリ:始祖鳥飼育
ナーハム

         ナーハム、ナーハム(慰めよ、慰めよ)
         わたしの民をと
         おまえたちの神は語られる
                 「イザヤ書」40章1節

    1
 風邪をひいてしまったので
 珈琲豆を挽きます
 あさの雨はドリップしたての珈琲が似合っているので
 眼のなかのガラス窓に
 これぼる冷たいしずくを集めて
 ドリップした珈琲が
 似合いすぎているので
 風邪をひいてしまって
 あさのつれてくる雨には
 僕の部屋の七つ目のドアから
 忘れていた旅人がひょっこり帰ってきそうだ

 ナーハム、ナーハム

     2
 僕の知らないうちに客が来て
 僕の知らないうちに帰って行く
 僕の毎日はいつもそんなふうだ

     3
 とじる翼 雨が横たわる
 冬のビルのように心細い
 欲望のかたち

 空き缶が転がっているような
 ありがちな、荒廃した風景の表紙に
 草色の文字を書き込む

 僕は赤い砂漠を知らないので
 赤い砂漠で煮込む、山羊の乳をしぼったチャイを知らないので
 透明な水だけを飲んでうまれてきた
 僕の歩いてきたあとには
 水たまりができて
 やがて乾く
 はじめからなかったみたいに
 愛されることが
 できないみたいに

      4
 空がこんなに青いのなら
 心くらい、それできれいになるのではないか
 汚れたり 落ちたり
 したがるのは なぜ?

 海を見たことがないから?

      5
 鳥たちがどうして北へ帰ってしまうのか
 僕たちがどうして一人になることを選んでしまうのか

 風が僕にやさしかったことは、一度もない

      6
 村は、村の社会は、僕らを抹殺し
 あるいは抹殺したみたいに
 鎮守の杜には古い石の祠があって
 青い苔のむした語り伝えと言い訳と
 積年の怨念が塗りこまれていて
 そうしたなにもかもを僕らは伝説と呼んで
 底なしの宇宙へと放した

 舞い上がった、小さな鳩

 軽くなった僕らはそうして
 ナーハム、ナーハム
 またしたたかに嘘を、つき始める

      7
 もういいから、そこで賢そうに黙っていろ
 知っているけどここでは言わないという顔をしていろ
 林檎は本当は赤くないんだという顔をしていろ
 いつでも告発する用意があるという目つきをしていろ

      8
 いつまでも死なないとすれば
 後世の人たちに迷惑をかけてしまうという
 僕らには死ぬべき道義的理由がある
 だけど理由があるという理由で
 死ぬやつなんか見たことがない

      9
 神の声は、嵐のまっただなかでこそ
 聞きとるもの

 ナーハム、ナーハム




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最終更新日  2020.02.13 21:39:37
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2019.01.20
カテゴリ:始祖鳥飼育




レウ、リット、リット 白いページに
レウ、リット、リット 霜がふる
レウ、リット、リット 殻を抜け出して夜空を食べた

レウ、リット、リット 星をかぞえて
レウ、リット、リット リズム刻んだ
レウ、リット、リット きのうの月が朝を誘うまで

冬の鳥がうたっている、さびしい杭の上で
「昔、僕はここにいました」
貝殻のうた

レウ、リット、リット 潮のささやき
レウ、リット、リット 胸を焦がした
レウ、リット、リット 情熱の火
冷たい針の痛み

ともし火に手をかざすような
にがい悔いのかたち
寄せる波が消し去った、貝殻のうた

そこに
生きていたのは僕
おぼえていなくても
「昔、僕はここにいました」

ここに
この海に






最終更新日  2019.01.20 22:42:08
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2018.11.11
カテゴリ:始祖鳥飼育



登りかけた山を途中で引き返すと
言い訳で
頭の中がいっぱいになる

だから
登りかけた山の中で見た光景は
口にすることができない




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最終更新日  2018.11.11 22:49:58
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2018.08.14
カテゴリ:始祖鳥飼育


咲きほころんだ頃のまぶしい笑顔は
もう見る影もない
うつむいたひまわり
黒ずんで 打ちひしがれて
終わりがくるのを待つだけになって

白い太陽はまだ天頂にあって
萎れた大輪から容赦なく生気を奪う
見えないところへ運んでいく

砂漠に生えていたはずの青草のように
さくら色に乾いた犬の骨や
見捨てられたわたしの祈り
カラスの死骸といっしょに




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最終更新日  2018.08.19 23:01:08
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カテゴリ:始祖鳥飼育


おまえが気儘にぶち壊したものは
おまえを支える善良な人達の
気の遠くなるような努力の積み重ねで築き上げたものだったのだ
だが王が家臣の労苦を歯牙にもかけないように
何もかもを破壊したおまえは またしても思いつきの欲求を打ち上げる
そしておまえを社会的弱者と位置づける者たちが
ポケットに手を突っ込んだまま
われらにさらなる苦役を強いる
おまえの心地よい昼寝のために
われらは眠らず仕える
家族を泣かせ 自分自身を犠牲にして

答えろ
誰がおまえを王にしたのか
誰がわれらを奴隷にしたのか




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最終更新日  2018.08.19 22:48:15
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カテゴリ:始祖鳥飼育


あなたは白樺の若枝のような右手を
おずおずと差し出しました
白い包帯が手首に巻いてありました
「すっきりしましたか?」
たずねる僕に
「そうですね。すっきりしたかもしれません」
あなたの魚色の目は見えない水の中を泳ぎます

僕はとうとう
ひとの不幸が平気になりました

「おかあさん、どうしてマミをすてたの?」
電話ごしに耳を打った幼い頃の長女の声は
今もあなたを脅かし
あなたは耳を塞ぎます
「マミを捨てたりなんかしない
 おかあさんは、あなたから無理やり引き離されたの」
しかしあなたの悲痛な叫びも血のにおいのする黒い涙も
もう長女に届くことはありません

僕はとうとう
ひとの不幸が平気になって
ふるえるあなたの小さな肩を冷ややかに眺めます

「おかあさん、どうしてマミをすてたの?」
長女はこれからもあなたを憎んで育つでしょう

「おかあさん、どうしてマミをすてたの?」
あなたは
死ぬまで手首を切りつづけるのです


#リストカット




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最終更新日  2018.08.19 22:57:25
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