えひもせす

2008/09/21(日)01:13

夢の回廊

読んでみた本(270)

夢の回廊  『闇の子供たち』が提示した、 無力さの正体を知りたくて、 梁石日(ヤン・ソギル)氏の著書に挑戦。  この一冊でわかったこと。    どんな人でも  《飢えと暴力》に屈する。  戦後の日本において、  勝った人…飢えを克服した人。  負けた人…飢えを克服できなかった人。        その場の快楽に負けて、       大切なものを失った人。       《金の卵を産む鶏》を殺した人。  加えて、  勝った人…マイナスを暴力で排除した人  負けた人…不条理と知りつつ暴力に屈した人。    コミュニケーション能力とか   空気を読むとか   笑いの技術とか      今はそこだけれども   有事が起これば、   人の素の部分が問われる。   《飢えと暴力》   甘っちょろいベクトルを  粉砕する筆者の筆力。     投げかけておきながらも、  解を得られない不条理。      -------------------------------------------------------------------------- ↓たくさんの書評が寄せられていて、参考になります  

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る