カテゴリ:Audio
私はオーディオ機器を選ぶ時、音以外に操作感も重要視するのですが、その一つにノブを回した時の感触があります。
どのような感触が良いのかは言葉ではうまく説明できないほど奥の深さがあります。 感触を簡単に分けると、まず軸が絶対にぶれないことです。そして適度に重みがあることですが、この重みは感覚が非常に微妙です。 表現が難しいですが、マッタリとした抵抗の中に滑らかさがあって・・・。 これ以上書くと変なおじさんになるので止めときます。 一言で言うと、それに関係する部品の精度と組立精度が、まさに手に取るように分かる感触です。 先程の条件に適度な重みと表現しましたが、軽くても精度感が伝わる機器も中にはあります。 それに良い感触を得るには軽いほど精度が必要な気もします。 私はオーディオショップへ行くとついついノブの感触を確かめてしまいますが、最近の機器は全滅ですね。 もちろん普通に展示されていて触れるレベルの商品ですから、ショーケース等に入っている超高級品は確かめるすべはありません。 どこのメーカーとは言えませんが、展示会で触れた50万円以上するアンプですら満足いくものではありませんでした。 今のアンプはリモコンが付いているので、そんなところにお金を掛けても意味がないと言えばそれまでですが、昔は8万円クラスのアンプでも絶妙な感触の物もありましたので、この傾向は残念ですね。 もはやメーカーにはオーディオ論を熱く語り、上司を説得させるようなエンジニア達がいないのでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/06/22 08:40:20 AM
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