ホームシアターとアクアリウムの世界

2009/09/22(火)15:57

ルームチューニング

久々の更新になります。 部屋がSP以上に最も音に影響を与えるのは、自分自身の引っ越しで十分体験していたので、いつかは部屋のルームチューニングを行いたいと前々から考えていました。 情報の少なさと共に実際の変化が現場でなければ判別出来ないことと、製品の特性上で仕方がないのでしょうが、仰々しく大型で高価な物ばかりなので、今まで導入には至っていませんでした。 今回、サイズ(特に重量)や価格的にも手頃な物があったので、モニターがてら部屋のチューニングに着手してみました。 商品名はarte PYRAMID  大きさは60cmx60cmx11.5cm、重さは1.3kgです。 価格も今までのこの手の商品よりはリーズナブルです。 色はベージュとアイボリーの2色があります。 60cmx60cmが納められたダンボールは中身が空のような軽さです。 HP上では今一分からなかった色PW-IV(アイボリー)と質感が分かりました。 形状は三角形の生地を4枚合わせてピラミッドを形成させています。 生地の表面は無地で素っ気なく高級感は正直ありませんが、手作りのようなチープさもありません。 色はグレーの混じった白で一般的な白い壁面にはマッチしそうです。 裏面には黒い生地が使用されています。 本体を壁面から5cm位浮かせるために四角いブロックが四隅に付いています。 そのブロック面に固定用の金具があります。 私の取り付け場所はHP上にて推奨しているSP間の中央付近を予定していました。 その壁面は無垢のスラブに壁紙が貼り付けられているだけなので、指定のピン止めは本体が軽いとはいえ無理があります。 取り付けに関しては一番肝心な点のはずですが、上記の疑問に対してHP上で全くインフォメーションされていないのは不親切に感じます。 付属のピンは通常のピンより長いので石膏ボードやベニア板へは問題なく装着出来そうです。 壁面に市販のフックを取り付けることもできますが、壁面に後を残したくなので固定するのではなく、吊り下げることにしました。 幸い取り付け壁面には額縁を吊るすためのピクチャーレールが装備されているのです。 用意したものはワイヤーロープとS字フック、Oリングです。 最初にピンを入れる金具にOリングを通しワイヤーロープを繋げば準備完了です。 ピクチャーレールの金具にS字フックを掛けて簡単額縁arte PYRAMIDの完成です。 吊り下げることで浮き上がることも心配しましたがすっきり設置することができました。 吊り下げる利点は上下左右に自由に移動できる点です。 左右は勿論のこと、ピクチャーレールの金具の間隔やワイヤーロープの長さを変えれば上下も可能です。 場所は60cmx60cmを2枚並べて置くとだけイメージしていたため、実際の設置は何度も試聴場所との往復を行いながら決めました。 普段良く聴くボーカルものから試聴に入りました。 音(ボーカル)が中央に纏まるなというのが第一印象です。 これはG-0sのON・OFFの時に感じたのとイメージは似ています。 逆に伴奏は左右に今まで以上に分離して浮遊しながら聴こえます。 聴こえ方が変わるという意味ではC/Pは抜群かもしれません。 NEOを入れてから自分自身もそうですが、他の方ももっと広い場所で聴いているようだという感想でしたが、それがいい意味で増長されたようです。 当初はarte PYRAMIDはもっと梁に近い高い位置に置かれていました。 理由はarte PYRAMIDの反射が前面にあるモニターの裏面に反射するのを避けるためでした。 しかし、音を中央に集める特性はNEOのツィーターの高さに近い方が明確に発揮されるので、モニター側に下げて梁と等間隔に変更しました。 気休め程度ではありますが、モニター裏面に吸音材であるミスティックホワイトを貼り付けて反射音に対処しています。 見た目も含め、専用ルームのような崇高さはありませんが、リビングのお気楽チューニングにはお勧めです。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る