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2007.10.27
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カテゴリ:毎日更新日記
昨日の朝の話です。

ハンサムはいつもの如く電車で寝過ごしてしまいまして。
降りるべき駅より2つ先で降りることになりました。

それは別にいいのです。
時間にも余裕があったので、戻れば済むんです。

だけどですね。
広島は、ありえんくらいの大雨が降りました。

僕はハンサムオーラという技を持っていまして。
その技は、ハンサムだけが出せるオーラで、いわゆるバリアーです。
それって雨とかウィルスとかなんか色々弾き返すことが出来るのです。

だから、僕には傘は必要ないのです。

まあ、要するに傘を忘れたってことなのですが。

僕は走った。
大雨の中、走りまくった。

僕の走りは光よりも速いと巷では有名なんです。
気がついたらグチャグチャになっているハンサムが1人。
あれ?おかしいな。

雨宿りをしました。
雨は一向におさまる様子もなく。
時間だけが刻一刻と過ぎていきます。

グレーのスーツが紺色になり、サラサラヘアーの髪型は見事にオールバック。

道行く人たちは全員傘を持っています。
勝ち誇った顔に怒りを覚えながら、僕も勝ち彫った顔で返す。

ふふん、貴様ら、こんなに濡れることは出来るかい?
呆れた顔の人、車の運転手、電車の乗客。

さて。
最後のひとっ走り。
ハンサムは覚悟を決めた。

その時っ!!

「お兄ちゃん、傘ないん?」
突然初対面のおばちゃんの声。

「えっ、あっ・・」
戸惑うハンサム。

おばちゃんは、自分の持っていた傘を僕に差し出した。
「ん、これ使いんさい」

「ええっ、いや、でも」

「えーから、えーから、あたしは近いから、ん、使いんさい」
無理矢理傘を持たせておばちゃんは走っていきました。

感動です。

こういう人もいるんだな~。

感激しました。
あまりにも僕がベチャベチャだったから、助けてくれたんです。

ぶっちゃけ・・・僕の濡れ具合は完全に手遅れでしたが・・・。
そんな見返りもない優しさが嬉しかったです。

ありがとう、見知らぬおばちゃん。

既に顔忘れてしまったけど、いつか必ず御礼を言いますからね~!





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最終更新日  2007.10.27 11:53:24
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