カテゴリ:毎日更新日記
なんか酷くないか?
助けにきてやってるのにさ、キモイとかそういう問題じゃないだろうが。 ……いやいや、キモくないから。 「じゃあ、好きにしろよ」 俺は呆れてその場から離れようとした。 「あっ、待って、待って、助けてよ~、ごめん、ごめん」 女は必死で謝った。 最後は…そう、変身しかない。 変身したところで能力は全然変わらないが、気分的に盛り上がる。 俺は適当に落ちているゴミを見つけた。 道路を『汚して』いる! 気分が高まる! 俺の身体が光り輝く! 「なっ、なんだとおおおお!?」 男が驚愕の声を出す。 「なっ、なんですってえええええ!?」 女が一応それに乗っかる。 全身が緑色に変化する。 クリーンマン参上! 「世の悪をキレイに掃除する!それが俺クリーンマン!クリーンマン参上!」 高らかに俺は叫んだ。 「…で、どうすんのよ?」 冷ややかな目で女は言った。 状況は全く変わっていない。 「うん、変身しただけ」 俺も冷ややかに返した。 「でも大丈夫、俺には必殺技がある」 「まあ、そうなの!早くしてえ~」 女は猫なで声を出した。 俺は咳払いをした。 「おい、貴様、こんなことして故郷のおふくろさんが喜ぶと思うのか?馬鹿なことは止めてナイフを捨てろ!」 「…説得か~い!」 男と女が一緒に突っ込んだ。 つづく 過去の作品も一緒にお楽しみください。 クリーンマン1 クリーンマン2 クリーンマン3 クリーンマン4 クリーンマン5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.05 01:40:20
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