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私が散歩中のお供に楽しみにしているPodcastがあります。RADIOLABPODCASTの購読はこちらから(無料です)(ダウンロードしなくても、クリックすれば聞けますよ!その場合、はじめに宣伝が入りますが。)もともと、英語のリスニングになにか聴きたいと思っていたのですが、ニュースは、やっぱり映像のあるテレビで観てしまうし、簡潔ではあるけれど、どうも聞き難い。なにかもっと普通の会話的で、おもしろくて、それでいてわたしの知的欲求も満たしてくれる番組はないかとおもっていたところ、夫が友人から紹介されてはまったと教えてくれたのが、このRADIOLABですサイエンスを、身近な話題から掘り下げて、新しい知識を与えてくれる。それも、司会のお兄さん二人の掛け合いがおもしろくて、ストーリーも、うまく効果音をつかって、映像が目に浮かぶようだし、とってもおもしろいのです!!いくつか、印象的なエピソードがあるんだけど、そのなかの、Words(2010年8月9日)は、言葉と思考の関係についてのお話でした。耳の聞こえない青年が、27年間、言語があること知らずに育っていました。手話を習うこともなく、言葉というコンセプト自体を知らなかった彼が、先生の根気強いレッスンを経て、ある日、突然悟るのです。この、ぼくがすわっている物体は、「いす」というんだ。この目の前にあるものは、「テーブル」というんだ!と。その瞬間、青年が大声で泣き出した、というエピソード。わたし、道を歩きながら、泣いてしまいましたそこから、言語を知るということで、はじめて考えることができる、という説が展開されます。たとえば、四方が真っ白な壁で囲まれた部屋の、どこかの隅に食べ物があったとして、それをすぐに見つけられる可能性は、人間もねずみも25%.(隅は4つあるから。)ところが、ひとつの壁が赤く塗られていて、その壁の右側に食べものがあると一度わかると、人間は、すぐにそこに行くことができる。でも、ねずみにとっては、25%という確率はかわらない。ねずみは色を判断できるのに。このからくりは、「赤い壁の右側に食べ物がある」という言語で、赤い壁と食べ物を結びつけることができないと、その思考回路自体が働かないということ。言葉を使える人間だからこそ、考えることができる。その説によると、まだ言葉をしらない赤ちゃんは、「考える」ことができないらしい。うちの娘はやっと、「考える」ことをはじめたってことですね~。なかなか面白いとおもいません?わたしそういえば、大学で言語学も学んでました。ここから、英語の勉強についても参考になることがいろいろあります。また折に触れて、書いていきますね。というわけで、この番組を聞きながら、英語のリスニングを磨き、すこーしお利口になっている日々です。ほんと、すっごくお勧めなので、英語を勉強している方は挑戦してください!