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「免疫整体 ここ一番」院長の日記

2005年10月13日
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カテゴリ:歴史のこと
「井伏鱒二現象の消滅を待っていられない」

東京裁判A級戦犯とされた人たちの罪状は、国際法であれポツダム宣言であれ、あらゆるものに照らして根拠がまったくない。そのことを日本の国会はもちろん、国際社会も認めている。詰まり、A級戦犯というものはないということは、いまではオフシャルな見解なのだ。

そもそも東京裁判そのものがナンセンスなものだったのである。他の国をホロコ-ストにかけた国が、そのホロコ-ストにかかった国に向かって、平和に対する罪がどうの人道に反する罪がこうのと言う資格はない。資格のないものが裁く裁判など、およそナンセンスというほかはないのでないか。
そういうことを述べてきた。ほかでもない、日本はどうしても東京裁判史観を克服しなければならないと思うからである。東京裁判史観にとりつかれている限り、小泉首相の靖国参拝にかこつけてA級戦犯の合祀がどうのこうの、歴史認識がどうのこうのといった類の馬鹿げたイチャモンはつきまとって来る。そのたびに不毛の右往左往も起こるだろう。これでは21世紀を日本は元気に生きていくことができない。どうしても東京裁判史観を乗り越え、日本を日本たらしめている本来の史観を定着させなければならない。

そのための決め手になる、魔法の言葉といっていいものがある。それは本欄でも何度も述べたことだが、昭和26年、マッカ-サ-がアメリカ上院の軍事外交合同委員会で行った証言だ。

日本が戦争をしたのは「主としてセキュリティーのためである」とマッカ-サ-は言ったのだ。なんの根拠もなく東京裁判を強行した張本人が、その東京裁判を明確に否定したのである。

「日本の戦争は主としてセキュリティーのため」-この一言ほど、日本の近代史の本質を明示するものはない。

ところが、私をはじめ何人かがこのことを力説しているにも拘わらず、この言葉はなかなか広がらず、東京裁判史観を払拭できていない。その原因や理由はいろいろあるが、その一つに「井伏鱒二現象」というものもあるな、と私は思っている。

井伏鱒二現象。聞き慣れないかもかもしれない。こういうことがある。
井伏鱒二といえば文化勲章をはじめ数々の賞を受賞した、文豪とまで言わないが、大作家である。ところが出世作である「山椒魚」はそっくりのものがロシアの小説にあるのである。
代表作の「黒い雨」も、被爆者の手記から90ペ-ジ以上引き写したものなのだ。井伏鱒二の漢詩の名訳として知られる「花に嵐のたとえもあるぞ さよらな、だけが人生だ」の詩句も、実はすでに江戸時代の訳に有るのである。大作家どころではない。これでは剽窃盗作の常習犯ではないか。

実はこの事は文壇では密かに囁かれていたらしい。これを最初に表に出したのは、いま道路公団で大活躍の猪瀬直樹氏である。
これが事実なら由々しき問題である。

評論家の谷沢永一さんは徹底的に調査、検討に乗り出した。そして、紛れもない事実であることを突き止めた。谷沢さんはそれを原稿にまとめた。
ところが、その出版を引き受けるところがないのである。谷沢さんには馴染みの深い文芸系の出版社や新聞社は多いが、どこも言を左右して逃げる。ようやく出版を引き受けたのは文芸とはほとんど関係ないPHP研究所の「Voice」という雑誌だった。

更に、ところがである。この論文が出ても反応がない。井伏鱒二が剽窃盗作の常習犯というのは文芸の世界にとっては大問題のはずなのに、まったく無視である。なぜなのか。
井伏鱒二に賞を出し、大作家に持ち上げ、それを業績とし、利を得た手合いが、いまではそれぞれの場所で大御所や大物に納まり、力を及ぼしている。だが、井伏鱒二が地に落ちれば、そういう手合いの業績や権威に傷がつき、利が損なわれる。だから、無視を決め込んでいるわけだ。

同じようなことが、東京裁判にもあるのだ。戦犯で引っ張られたのはA級だけではない。
B級もC級もいた。しかも公職追放令で20万人の人たちが学界、言論界、教育界、財界などから追われた。
そのため日本の各分野の上層部がすっぽり空になってしまった。空席は埋めなければ、社会は回転していかない。というわけで、押し鉄砲で思わぬ出世を遂げ、利を得た連中は多い。いわば、敗戦利得者である。こういう連中がそれぞれの分野でいまだに力を及ぼしている。

又、言論界にも東京裁判に便乗し、東京裁判史観を補強することで、立場を得た輩がゴマンといる。
こういう連中は、東京裁判史観がひっくり返れば、業績や権威が傷つき、利が損なわれる。だから、東京裁判の真実から目をそらし、やり過ごそうとしている。
井伏鱒二現象である。

こういう連中がいなくなり、利害関係がすっかり消えしまえば、井伏鱒二現象もなくなるだろう。東京裁判の真実が紛れもないものになるだろう。

だが、その前に日本が腐ってしまう。東京裁判史観を克服しなければならないのは、今なのだ。
(つづく)






最終更新日  2005年10月13日 10時17分16秒


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