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さーて?? パナマ運河を渡るには、一体いくらかかるのでしょうか????
クリスタル・セレニティー号、6万8千870トン。乗客1.100人。客室550。 乗組員650人。 どのように計算するのか知りませんが、驚くほど高いのですよっ! ジャーン!! 『24万ドルなり!!!!』 日本円にして2.000万円以上です。 ぎゃー、たまげたあ~~~!! しかも前払い。払わなけれな通さんぞー!! うーん・・・高いですね~~~!!。 7年前にこれより大きな船で通った時には、12万ドル。 その時にも 『えっ!! うっそー!!』 って思いましたが、すごーい値上がりですねー。 道理で、パナマ・クルーズが以前より高くなっている筈です。 運河を維持するのは莫大なコストがかかる。何千人という人を雇っています。 浚渫工事は年間を通して必要だし、周りの土砂も崩れてくるし。 その上、3番目のロックを建設する拡張工事が07年から開始されているのです。 この拡張工事費用も通行料金に上乗せされているのかな? 現在、年間の通行量は1万4.000隻。 もう限界だそう。 新しいロックは、現在のものより幅、長さ共格段に大きくなり、完成予定は2014年。 現在の2倍のトン数を捌けるようになるとの事。 スエズ運河はロックが必要でなく、すーっと通れるそうです。 通行する船の数もパナマより多いですが、料金は此処も2.000万円以上するのですよ。 エジプトもパナマもいい場所にありますねー。 カリブ海から入る時に2段持ち上げられた船は、太平洋側に出る時は海面にあわせて 下げられます。 まだ機関車が引っ張っていますね。 どうやら無事通り抜けて、運河を出るところです。 北米、中南米、そして南米を結ぶパンアメリカン・ハイウエイの大橋が見えてきました。 パナマ共和国の首都、パナマ・シティー。 7年前はこの辺は林で、林の向こうに高層ビルが林立しているのが見えたのですが、 今は、水際までビルが立ち並んでいます。 晴れていれば後ろにあるビル群も見えるのですが・・・ 間もなく太平洋に出ます。 船は右に舵を取り北上。一路ロスアンジェルスを目指します。 パナマ運河の所有権はアメリカが持っていたのですが、60年代から民族運動が起こり 返還要求が強くなってきました。 1977年、カーター大統領の時代に、99年に全面的にパナマに返還するという新パナマ条約が締結されました。 この時、返還に反対する勢力が大騒ぎしたのですが、99年12月31日をもって、パナマ運河は正式にパナマのものとなりました。 今でも覚えていますが、パナマ人には運河を運行する能力がないから危険だと、大反対でした。 カーター大統領は、毅然として反対勢力を押し切りました。立派でした。 パナマ運河は、パナマ人のもの。 条約を反故にしたらパナマ国民のナショナリズムが高まる からマイナスだと判断したカーターは、正しい決断をしたと思います。 カーターのノーヴェル平和賞受賞は当然だったと思います。 それ以来、パナマ人によって運河は立派に運営されています。 ヴイバ!! パナマ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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