Mrs　Linda　のアメリカ.リトル東京便り

ネットより拝借。

Toshi Todaこと、戸田年治さんの一代記に興味があり講演会に行ってきました。
会場はロスのダウンタウン南のガーデナ市のニュ―・ガーデナ・ホテル。
５０代後半くらいかなと思ったら、もう７０才もまじかとか！若い！　動きもシャープ！
アメリカで３５年のキャリアで、日米通算５０年！この世界でやってこられたのは才能と熱意、
情熱と忍耐、強い意志。それとご自分でもおっしゃてましたが、楽天的で明るい性格でないと
出来ないそうです。オーディションに落ちてジクジク落ち込んでいたらダメなんだそう。
とはいえ、非常に厳しい世界ですねー。

キャリアのスタートはモダンとジャズダンス。その後『劇団四季』に合格するも、
１９７４年ニューヨークへ武者修行へと出かけた。ブロードウエイや舞台を経て
ハリウッドに移り、数多くの映画やＴＶシリーズなどに出演する。
主な作品は『硫黄島からの手紙』『パールハーバー』『ゴジラ』など数えきれない程。
ハリウッドでは日本人主役の映画はまだない。脇役が当然だが、これだけ多くの作品に
出ている日本人は珍しいのでは・・・経験と年期からくるオーラを感じましたねぇ。

個人的には飛行機の中で隣に座ったアメリカ人と結婚して追い出されずにすんだり、
幸運にも組合に入れて貰えたり、人脈に恵まれたりと、いい事ずくめだったのも、
それもこれも、トシさんの人柄なんでしょうね。

普通サラリーマンには月給いくら？なんて聞く人はいないけど、役者をやってると
『いくら貰ってるんだ？』と云う質問はしょっちゅうだそうですよ。あたしがいくら
貰ってるかは’云わないけど「コマーシャルのミニマム・レートを持ってきたからと
見せてくれたけど、細かく細分化されているのですね。相場は一回の出演料が
７００～９００ドルで、一回放映される毎にいくらかとか、思ったより少ないのです。
大物スターともなれば別格なのでしょうが、非常に厳しい世界なのですねぇ。

戸田年治さんこと「Toshi Toda」さんの主演スイス映画『All that remains』は
先ずスイスで封切られてから、日本でも上映されるそうですので、ご期待ください。

夜のドライブはしたくない。そのままホテルに泊ったのはいいけど、ヒーターの音が
喧しくて寝られず。何度も泊ったけど、こんな部屋は初めて。今度から断固拒否する。
昨日は二人共眠くて一日中グーグー。

５日の月曜日は村の『日本人クラブ』の新年会があり、若い新メンバーが何人か
加わって、平均年齢がぐっと下がった感じでした。

４日は映画館で「ボリショイ・バレエの白鳥の湖」の放映があり、パンスキーと一緒に
観てきました。ウクライナ人のプリマ（スヴェトラーナ・ザハロワ）神々しい美しさには
目を見張るよう。３７才とは思えない。東京で１９才のザハロワを見た時は同性の私でも
頭がボーっとして卒倒しそうになった程。現在世界の頂点に立つザハロワの踊る白鳥を
観られて幸せ。相手役のデニス・ロドキンは１９０センチ近くもあり堂々とした体格の
王子様。イケメンでエレガント。２５才。これだから道楽は止められない。
映画でバレエが観られるなんていい時代になったもんだ。有り難い。有り難い。

トランプと安倍さんが揃ってフロリダ入り。２日間一緒でゴルフもするそうな。
あの二人、検察やメディアに圧力かけたりと、似てる面があるから話が合うのかな？
安倍さん今度はどんな約束をするのやら？　一緒に５食べるそうだけど、お腹大丈夫？

アメリカ憲法は『司法』『行政』『立法』の『三権分立』が柱となっています。
これは国籍申請試験では必ず出るものです。私の時も出ましたよ。
大統領といえども『司法』には逆らえないのです。だからトランプの『入国禁止令』は
憲法違反だと司法が待ったをかけて、最高裁まで行くでしょう。どんな判決が出ても
大統領といえども逆らうことはできません。

声高にメディアを罵倒していますが、メディアだって萎縮しない。ここが日本とは違う。
国民は大規模なデモをして声を振り絞ってトランプ批判を繰り広げる。
いくらトランプだって『電波を止める』とは云わない。言えない。そんな事云ったら大変だ。
検察に圧力かけて。賄賂を取った議員を庇うなんてとんでもない。

勇気あるアメリカ国民に民主主義の原点を見た思いです。尊敬に値すると思いました。