カテゴリ:読書
「うさこちゃん びじゅつかんへいく」(福音館書店版) (または「ミッフィーのたのしい美術館」(講談社版)) 同じ内容で、2種類あるわけですが、ご存知の方はご存知のように、ミッフィー」「うさこちゃん」の名称は、版権の関係。 なので、どちらの名前で知っているかで、世代が分かるそうです。 ちなみに、私は「ミッフィー」派。 今は、福音館書店版の「うさこちゃん」が主流ですね。 実は、この「ミッフィー」という名は、アメリカでの呼称。 ブルーナ氏の本国オランダでは、つまり、原作では、「ナインチェ」という名前で、これは「うさぎちゃん」という意味になるそうなので、本来的にはこちらが正しいのかな? 福音館版と、講談社版では訳者も違うので、見比べると面白い発見があります。 ----- 閑話休題(それはさておき)。 姫路市立美術館での『美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方』展に備えて、この本を買って「予習」をしました。 「現代美術(モダン・アート)」に対して難しいイメージを持っている人は多いかと思うのですが、基本的には、「自由に表現する」アートだということです。 だから、見る側も素直に自由に鑑賞すれば良い。 この本の「うさこちゃん」は、写実の絵画を見て、「ほんものそっくり」と言い、抽象画を見て「これならわたしにだってかける」と思います。 あるいは「ほんとうにきれい」と思いながら「ほんとうはよくわからない」と呟きます。 「何を描いているか」が問題なのではなく、「どう感じるか」が観る側に委ねられているのが現代美術だ、ということが出来るでしょう。 何より、たくさんの「素敵」に出合う機会を持つことが、豊かな感性につながるのかな、と思います。 本の感想というより、美術論になってしまいましたが(苦笑) まぁ、ここは本来、美術系blogなので、ということでご容赦ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 11, 2013 01:53:51 AM
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