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2008.03.20
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カテゴリ:ほろ酔い日記
梅の花


昨日書いた「鈍感力」について、もうすこし追ってみましょう。
渡辺惇一の『鈍感力』を読んでみました。書かれている内容は、いわゆる「目から鱗」というものではなく、賢明な人であれば誰もが無意識に感じている内容だと思います。
しかし、ではそれを実行できているかどうか、となるとそこで差が出てくるのではないかと思います。文字数が少なくて読みやすい本ですから『鈍感力』の本体は自分で読み確認してもらうこととして、その一部を紹介してみましょう。

 いま仮にAさんと呼ぶことにしますが、彼はいま画壇で知らない人がいないほどの、かなり高名な画家です。
 このAさんに、わたしはあるとき、「どうして画家になられたんですか」と、きいたことがあるのですが、その問いにAさんは、次のように答えてくれました。
 かつてAさんが小学校の低学年のころ、家で一生懸命、絵を描いていたら、隣のおばさんが遊びに来て、帰りがてら、偶然、Aさんの絵を見ていったそうです。
 「へぇ……Aちゃん、絵が上手なんだね。おばさんびっくりしちゃった」
 その褒められた一言が嬉しくて、また一生懸命描いていると、再びおばさんがきて、Aさんの絵を褒めてくれた。
 「すごおい、前より、また巧くなったね」
 それが嬉しくて、また頑張って描くと、また褒められた。
 このように、褒められたのが嬉しくて懸命に描くと、また褒められて、それ、が。ハネになって、また一生懸命描く。
 褒められると頑張る、という、この二つが歯車のようにいいほうに回転して、気がつくと画家になっていた、というのです。
 「それだけです」と、少し申し訳なさそうにいわれましたが、これなぞまさしく単純に図にのり、調子にのったいい例です。
 隣のおばさんがなに気なく褒めてくれた。そのことがきっかけで、どんどん図にのって、気がついたら素晴らしい画家になっていたのですから。
 Aさんが素晴らしい画家になれた、そのきっかけをつくってくれたのは、まさしく隣のおばさんです。
 そして、その一言で調子よく図にのったAさんは、まさしく、単純に図にのる才能をもっていた画家、といってもいいでしょう。

これと似た体験は、誰もがしていることです。
僕は、小さい頃から本だけは好きでしたが、書くことを意識しだしたのは中学のときに教わった小林先生によってでした。
詩や短歌など、細かな語句の解釈なぞにとらわれず、ひたすら朗々と読み上げ、「いいだろう」「どう思う?」「どう感じた?」と、感性を養うことを大切にした教育でした。
僕がノートに何かを書いてもってゆくと、「おー、これはすばらしい。よく感情を掴んでいる。これにかけては天才だな」と、おだててくれ、すっかり自分は書くことに才能があると思いこんでしまったわけです。
卒業後、みんな同じように小林先生に褒められていたことを知ったわけですが、僕はほかに取り柄がなかったのでとりあえず信じ続けることにしました。
渡辺惇一はこんなことも書いています。

 子供は、甘やかしてはいけないが、いいところがあったら、すぐ褒めてやるべきです。
 「○○ちゃん、これはうまくできたねぇ。とても素晴らしいよ」とか、「ここはいい、凄いから頑張るんだぞ」と一つでもいいところを見付けて褒めてやる。
 ご存知のように、子供は単純で調子がよくて、図にのる生きものです。
 この習性を利用しない手はありません。
 なにか、いいところがあったらすぐその場で褒めてやる。すると子供は嬉しくて、ますます頑張るようになります。
 そして、頑張るから上手くなる。上手いから褒められて、また頑張ると、歯車がいいほうへと廻りはじめるのです。
 どんなに優秀で才能ある子供でも、また大人でも、「お前は駄目だ」「お前は馬鹿だ」と、毎日いわれていたら、本当に駄目で、馬鹿な人間になってしまいます。
 女の子も、「○○ちゃんはきれい」「すごく可愛い」と絶えずいわれていたら、本当にきれいで可愛くなってきます。
 これとは逆に毎日、「お前はブスだ」「可愛くない」といわれていたら、本当に可哀相な女になってしまいます。
 言葉は大切です。一つの言葉が人間を生かしもし、殺しもするのです。
 そして才能も同様です。
 よく、「誰それには才能、があって、誰々には才能がない」などといいますが、それは見かけだけからいっていることで、間違いです。
 才能はあるなし、ではなく、いかに引き出されたか否か、の違いです。
 世間でいっている、才能がある人とは、しかるべきときに、しかるべき方法で、才能を引き出された人のことです。
 そして才能がない人とは、しかるべきときに、潜んでいた才能を引き出してもらえなかった人のことです。
 いわゆる才能がある人のまわりには、必ず褒めた人がいて、次にその本人が、その褒め言葉に簡単にのる、調子のよさをもっています。
 これらからみてくると、「図にのる、調子のよさ」が、はしたないことではなく、その人を大きく未来に向かって羽ばたかせるための、立派な鈍感力であること、が、わかってくると思います。




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Last updated  2008.03.20 14:20:20
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