|
カテゴリ:読書
おはようございます
昨日は本には考え方とテクニックと営業目的の3種類があることについて説明しました 今日からは私が読んだ本の中から「これは読んで良かった」という本や、「これは完全にはずれだった」という本を参考までにあげていきます 興味の湧いた方は是非読んでみてください ちなみに私は職場でも「読書会」と称して2週に一回、就業時間前の30分を使って、3~4人ほどで読んだ本を他人へ勧め合うと言う会も主催しています 本の良いところは読む人や読んだ時期によって大切だと思う所が違う所 皆一緒に読んだ本でも人によって取り上げるポイントが違ったり、一緒だったりしてその人の抱える問題意識や今の課題などが見えて楽しいですよ ____________ 今日お勧めするのは「アウトプット大全」です ![]() 学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ] 学びの基礎がこの1冊に詰まっています 何から読んだらいいかわからないという人はまずこの本から読むことをお勧めします アウトプットをわかって本を読むのと、アウトプットを知らずに本を読むのでは 内容の吸収効率が2倍以上変わってきます また著者は精神科の医師なので、脳の構造や心理学の知識も入れながら説明してくれるので医療職も楽しく読める内容になっています 1.結論 知識を身に付ける(インプット)だけでは現実は変わらない 現実を変えるためには「実行(アウトプット)」をしなくてはいけない →身に付けた知識を「人に話して」、「書いてまとめて」、「行動に移して」初めて結果がついてくる 2.面白かった内容 ・「書く」力(選択的注意) 人は書くことによってそのことに対する自分の注意をひきつけることが出来ます 心理学の分野で「カクテルパーティー効果」というものがあるのですが 居酒屋などの人が集まってざわざわとした環境であっても、遠くで自分の名前を呼ばれていると気付く という経験はみなさんあるのではないでしょうか?地獄耳なんて言われることもあるでしょうが、これをカクテルパーティー効果と呼びます これは自分の意識している言葉を数ある音の中から脳が選択して選び取る(選択的注意)という脳の機能がもたらす現象です この選択的注意を引き出すのに「書く」という行為が、大いに影響します AIは人工知能と呼ばれるくらいですので、当然AIと同じ機能は脳にも備わっています Googleで文字を打つと検索エンジンが働いて周囲の情報を探してくれますが 書くことで脳の検索エンジンを作動させることが出来ます ・Todoリスト(脳の棚卸し) 自分の頭の中がごちゃごちゃになっている人は、今自分が何をしようとしていたかがわからなくなったり、頼まれた仕事を忘れてしまったりします 特に男性ほど同時に物事を考えるのが苦手だと言われています 「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と思っているときほど、結局何をしていいのかわからなくなり混乱してしまいます そこで1日の始まりや仕事の就業前にTodoリストを作成して紙に書きだす(打ち込む)ことで、今日やるべきことを一度頭の中から消し去ることが出来ます そうして頭の中を一度からにすることで、後はTodoリストに沿って優先順位の高い仕事からひとつずつつぶしていけば良いだけなので一つの作業に集中して作業効率を上げることもできます Todoリストはやるべきことを忘れないだけではなく、頭の中にある情報を棚卸して整理する役割もあります ・人に教える(最強のアウトプット) 学んだことを人に教えることは最も効果的なアウトプットです 学生の頃に同級生に勉強を教えるのもそうですし、会社で何かをプレゼンする時もそうですが相手からどんな質問が来るかもわからない状態で教えるには、教える側はより高い理解が求められます あいまいな理解のままでは人に教えることはできません そのため相手に理解してもらうためには自分がまずは理解していないといけないのでインプットの質が上がります 例えば読書にしても自分だけが読むのと、「読んだ内容を読書会で発表出来る読む」のでは全く内容の理解度が変わってきます 「その本の最も言いたいところはどこか」「自分のこんな体験と重なったからこのフレーズは気に入った」「この言葉はあの人に刺さりそうだ」等色々と意識しながら読むことが出来ます そのため、学ぶときには人に教えるつもりで学ぶことがとても勉強効率を上げてくれます これは子供の受験勉強でも使えるスキルなので、学生同士の勉強会などもとても効果があります ・ひらめく(お風呂でよいアイディアが浮かぶ) よくMSWになって1年目の時にお風呂でシャワーを浴びながら、「あの時こういえば良かった」と面談の時には思い浮かばなかったアイディアや言葉が浮かんでくることがよくありました 人が何かをひらめくためには4つの段階を経てリラックスできる環境が必要です ①準備 まずはインプットでそのことに関して情報収集したり考え抜きます ②孵化 そのうえで思いつかなければ一度頭を空にしてリラックスして、アイディアを閃くためのスペースを頭に作ります ③ひらめき インプットを辞めて頭の中にスペースを作ったら閃きのアウトプットが発生しやすくなります ④検証 思い浮かんだアイディアを基により活用しやすいようにアイディアを磨いていきます ひらめきの過程で重要なことが、リラックスした状況でインプットされる情報が無い環境です 特にひらめきが起こりやすいのが4つのBです(Bathroom Bus Bed Bar) 情報社会で日頃私たちは多くの情報に触れているので、無意識であっても常に脳はインプットを続けています スマホで動画を見たり芸能人のゴシップネタを見たり音楽を聴いたり、何かと情報に囲まれた状態です しかし、入浴中や移動中、就寝前、お酒を飲んでいるときなどはスマホ時間から解放されやすい状況です これらのインプットから解放された状態でひらめきは起こりやすくなります 私の体験としても先程のお風呂での体験の他に、数年前に北海道全域で停電になったことがあったのですが、その時は仕事から帰ってからテレビもスマホも使わずに2日ほど過ごしたのですが 時間の流れが緩やかに感じてリラックスして生活出来たことを覚えています 3.読んで始めたこと ・Todoリストの作製 ・本に線を引いて、直接書き込む(青は自分に不足 赤は本の中で重要な部分 緑は個人的に面白いなと思った部分) ・本の内容をノートにまとめる ・日記をつけ始めた(今まで何度かチャレンジして1カ月も持たなかった私ですが、今は2年ほど続いています) ・仕事の発表用資料作成や本のまとめをする時に、いきなり作成に取り掛からずイメージを下書きするようになった ____________ *結論* アウトプット大全はこれから勉強を始めようとする人や医療関係で働く人たちにお勧めです アウトプットを意識しながらインプットを行うことで、情報吸収の効率が格段に上がるので この本を読んでから他の本を読むことで圧倒的にに効率よく情報を吸収できるようになります 是非本を読んで終わりにするのではなく、あなたの周りの話しやすい人たちに内容を説明してみてください 最初は拙くたって、まとまらなくたって良いんです 人に話すことであなたの理解が深まり、あなたの周りの人にとっても新しい知識を得られますし、話したことでそれを意識しないといけないと自分自身を戒めることにも繋がります 知っているだけではなく実行できるようになるためには、知識を自分の頭の中だけに留めて置かずぜひ文字にして、言葉にして、行動にしてアウトプットする癖をつけてください そうすることであなたはワンランク上の段階に行くことが出来ます 小さなことから、まずは書いてまとめるところからはじめてみましょう まとめたらきっと誰かに話してみたくなりますよ 今後もお勧めの本を紹介していきます 気になった本があれば最後にリンクを貼っておくので、ぜひ購入してみてください 誰かに話すのがハードル高ければ、このブログのコメント欄にあなたが読んで感じた感想を書き込んで教えてください 全力で返信します 今回お勧めのアウトプット大全↓↓ ![]() 学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年02月08日 11時04分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[読書] カテゴリの最新記事
|