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テーマ:新社会人(78)
カテゴリ:病院
おはようございます
3月もあと数日で終わります 4月からは新年度に突入するので、春から新しい生活が始まると言う人も多いかと思います 特に学校を卒業して初めて社会人として仕事を始めると言う方は、友人との別れの寂しさと働くことへの不安感で落ち着かない日々を過ごしているのではないでしょうか そんなセンチメンタルでナーバスな日々を送っている人達へ社会人になる上で知っておいてほしい事、知っているだけで働く時にちょっと訳に立つ心構えを今日はお伝えしていこうと思います まず学生と社会人との大きな違いとは何だと思いますか? 答えは簡単、「お金を稼ぐ」と言う事です これまではむしろお金を払って学校へ通っていたのが、社会人になると自分の仕事によって相手からお金をもらうようになります これが学生と社会人の一番の大きな違いであり、ただ学校では正確には教えてくれないので、この違いを理解しないままに社会人となった人は最初は戸惑う事でしょう ひょっとしたら働いてから「まだ学生気分が抜けていない」とか「社会人としての自覚が足りない」とか言ってくる人もいるかもしれません ただ「学生気分」が何かや「社会人としての自覚」とは具体的に何かを教えてくれる人は少ないでしょう しかし、その社会人と学生とを分ける重要なポイントを理解しているかいないかで、今後あなたの仕事に対する考え方は大きく変わってくるのでここで説明しておきます お金を稼ぐ(仕事をする)上で重要なポイントとはこれまでの「自分の利益になることを行う」ことではなく、「相手の利益になることを行う」ことです 学生の時はあなたも親も教師も、あなたのためになることを第一に考えてくれます スキルや知識を身に付けるにしても、資格を取得するにしてもそれはあなたのためになることを考えて教えてくれています 良い職に付けるように、給料を多くもらえるように、あなたの将来をより良くするように 全てはあなた中心に世界が回っています しかし、働いてお金をもらうと言う事はお金を払ってくれた方に価値を提供すると言う事です 私たちはサービスを提供する側と、サービスを受ける側の両方の側面を持っています 例えばお金を払ってご飯を食べに行った時に、接客の人から不機嫌そうに「私今忙しいので、後にしてもらえますか」と言われたら、せっかくお金を払って食べに来たのになんだか雰囲気悪くていやだとすぐに感じることが出来ます しかし、実際に自分が働く側になるとつい「自分が忙しいかどうか」や、「こちらが忙しいのを察してくれる良い客か、空気読まずにどんどん話しかけてくる悪い客か」と自分にとって良い客か、悪い客かという自分本位の考え方に変わってしまいます 外食の際には料理ものそのものにお金を払っているのは当然ですが 同時に、それを提供してくれるスタッフや調理の場面を見て楽しめたり、待っている間に感じる臭いや店の活気、臨場感等トータルに対して私たちはお金を支払います そのため、せっかくお金を払って来てくれたお客さんに美味しいものを食べてもらおうとか、楽しんでもらおうとか、そういう努力をしてくれるお店は繁盛しますし 逆に今日は忙しいからと言う店側の都合を優先するお店ではお客さんに声もかけずに平気で待たせたり、とにかく回転数を上げることだけを考えて料理や接客の質が下がったりしてどんどんお客が離れていきます このように働くということは自分自身を使って、きてくれた方に価値を提供することが何よりも重要です これまでの学生時代にはあなた自身やあなたの親がむしろお金を払って、サービスを提供される立場でした その感覚が抜けないと仕事は「自分がお金をもらうためにすること」だったり、「経験やスキルを身に付けるため」にするという自分からの視点でしか物が見れません しかし、仕事の本質は相手に価値を提供することで、その対価としてお金を受け取ることです そのため本来であれば相手に快適な時間を提供したり、あなたの仕事で相手の手間を省いたり、相手の時間を作ったり、相手にとってのメリットの対価としてお金をもらうが正解ですし お客により良いサービスを提供するためのスキルや資格を身に付けることが本来の働くと言う事です この本質がわかっていれば経験はなくても、新人であっても相手に価値を提供することは出来るようになります 例えば来てくれたお客さんに対して笑顔で挨拶をして、気持ちが良くなったり元気になってもらえればあなたは価値を提供したことになります また経験を積むとはただ何も考えずに働くだけで蓄積されるものではありません 例えば自分のためにと思って10年間仕事を続けてきた人と、相手に価値を提供しようと考え続けて5年間仕事をしてきた人では後者の方がより多くのことを考えて経験を積めます 自分のためだけを考えて仕事をする人は年数と共に作業の効率は上がるかもしれませんが、相手に与えられる価値はそれほど高まりません 実際に社会人となって出世していく人や成功する人は皆、必ずこの仕事の本質を理解している人です 是非これから新社会人となる人はこれまでの「自分のためのマインド」から、「相手のためのマインド」に切り替えて相手に価値を与えるための手段としてまずは仕事を覚えて行ってもらえると良いと思います 先程も述べたように新人であってもまだ手段としての仕事の方法をわかっていなくても、相手に価値を与えることは出来ます そして悲しいことに社会には何年働いていても仕事の本質を理解できていない人はたくさんいます そういう人は相手が自分にとって良いかどうか(お金をもらう立場なのに)で判断して、そうでない人に対してストレスを感じたり、不満を言いながら働いて、「自分にはこの仕事があっていないかも」と悩んだりもします そういう人が多い職場に入ったのだとすれば、逆にあなたが仕事の本質を理解していれば出世していくチャンスです 新社会人の皆さんが提供してくれるサービスを私もどこかで体験できるのを楽しみにしています 新社会人・新入職員の皆さん、社会人(仕事をする側)へようこそ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年03月29日 06時23分18秒
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