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テーマ:医療費について(56)
カテゴリ:病院
①同じ月の中で2か所以上の医療機関にかかった ②抗がん剤や生物学的製剤などの高額な医療費を1年間で4カ月以上支払った 事のある人がいれば、支払ったお金が戻ってくる可能性があります もし上記に該当しなくても今後病院へかかる可能性は誰しもにあると思うので、今日の記事はとても重要な内容です 知っているか知らないか、それだけで大きく損をしてしまう可能性もあるので、是非あなたが権利を行使してしっかりと払い戻しを受けられる側の人間になっていただければと思います _________ まず私がMSWになったのがH24年の4月からなので、来年度で13年目に突入しますがこの間にずっと 高額療養費制度の払い戻しをしらずに手続きをしていなかったと言う人を数多く見てきました 特に私はがんの相談員もしているので抗がん剤治療や放射線治療を行っている人だと医療費が高額になる傾向が強く、私が関わった人だと最大で100万円近くのお金が戻ってきたと言う人もいました 13年間でトータルだと1千万円を超える払い戻しの説明を行いました しかし実際に私の病院だと1日平均で外来で千人近くの患者さんが訪れ、入院も500人以上が入院してきます その中にMSWが5名なので到底すべての患者さんに対して関われるわけではなく、相談へ来てくれた患者さんに対しては当然払い戻し対象になる医療費が無いかを私の方で調べさせていただきながら相談に乗るのですが、全患者さんを追いかけるのは到底不可能です そのため潜在的には払い戻しを受けられるのに、制度を知らないがために手続きをしていない人が数十倍はいると思っています 実際に医療費の払い戻しに関しては1日に多い日でも3,4人の相談件数なので、MSWの数と外来・入院の人数を考えると大げさではなくそのくらいは払い戻しを受けられるが受けていない人がいる可能性はあると思います そして高額療養費という制度は毎日関わるプロの私達MSWですら、払い戻しの合算対象の計算など細かいところを理解するのが大変で、かつ自己負担額などの内容も数年おきに変わっていくので素人である患者さんや家族が全てを理解するのはほぼ不可能と言えます そこで私のMSWとしての使命の一つとしてこの高額療養費の払い戻しを正しく受けられるように皆さんがなることを目標にしていきたいと思います ちなみに高額療養費の制度は70歳以上とそれ未満の人で制度かわるので細かいところが気になる人はコメント欄に残してもらえれば個別に説明もしようと思いますが、気になる人はお近くの病院のMSWへこれまでかかった医療費の領収書を持って相談へ行くと良いと思います 今日はどの年代の人でも引っかかりやすいように、広めにカバーできる方法をお伝えします ここからが超重要、超有料級なので、スクショするなり保存していざとなった時に見直せるようにしていただけると良いと思います 0:過去2年間の中で ①同じ月の中で2か所以上の医療機関にかかった ②入院治療や抗がん剤、生物学的製剤などで高額な医療費を1年間で4カ月以上支払った ③外来で高額な治療費を支払って薬も受け取った(または高額な薬を処方されている) ④同じ健康保険に加入している家族が同じ月に入院した 上記の4点に該当する人がいれば払い戻しを受けられる可能性が高いです あなたが加入している健康保険や通っている病院のMSWや事務へ問い合わせをしてみて下さい 払い戻しは過去2年間までは遡って請求できると決まっていますが、それを超えると権利があっても払い戻しは受けられなくなります そのため上記4点に該当する人がいれば早めに相談してみて下さい 特に医療費を4カ月を超えて払い続けている人に関しては多数該当という制度があって、4か月目からは医療費が安くなるのでぜひ払い戻しに関しては確認してもらった方が良いと思います 75歳未満の人は基本的には自分で申請しないと保険者からの案内もない方がほとんどなので、自身で上記を意識しておく必要があります もしくはMSWという存在がいることをしっかり覚えていてくれたなら、あなた自身が病院にかかって医療費を高額に支払った際に相談できると思います この制度のややこしいところはオンライン資格確認などで医療費を安くするためには手続きが不要な場合も増えてきたので、医療費に関しては何も手続きをしなくても良いという勘違いを起こしやすい事です 説明を行う側の病院の事務の人ですらこの勘違いをしている人が多いので、何も手続きしなくても良いと患者さんや家族へ説明をしてしまっている人も多々あります(ニチイさんや病院の事務さんは入れ替わりが激しいので、余計に正しい情報が行きわたらない) ただ勘違いしないでほしいのは、医療費が安くなる手続きは不要でも払い戻しに関しては自分で手続きしないと絶対に戻ってこないという事です 払い戻しの手続き自体は各健康保険者(国保や協会けんぽなど)で書類1枚に住所や振込先、その月にかかった自己負担分(保険適応分)医療費の金額などを記載するだけで完了するのでそこまで難しい書類ではありません また書き方がわからなければ病院のMSWや各保険者の窓口へ行けば無料で書き方も教えてくれます 是非今日の記事を多くの人に持てもらい、一人でも払い戻しで損をする人を減らせればと思います また定期的にこの記事をそのまま載せて、少しでも多くの人の目に触れる機会も確保したいと思います 大概お金が引かれるものは何もしなくても自動で引かれますが、お金が戻ってきたりするものは自分から申請しないと戻ってこないと言うのが世の常です 理不尽で不条理ですがそれが現実ですし、受け入れるしかないので 是非正しい知識を身に付けて正しく権利を行使できるようになってもらえればと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月24日 06時20分10秒
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