三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

NHKスペシャル　巨大台風  “流域型洪水”の衝撃

１７日の放送でした。

５０以上の河川が決壊するなど、東日本の広い範囲に甚大な被害をもたらした台風１９号。現場ではいったい何が起きていたのか、そして、これほどの災害がなぜ起きたのか…。取材から明らかになってきたのは、広域に、大量に降る雨に対応することの難しさ、そして、新たなフェーズに入った台風の脅威だ。番組では、台風１９号の被害から学ぶべき教訓をくみ取り、今後、台風災害にどう備えればよいのか考える。


モンスター台風発生のメカニズムや、雨の降り方の変化をわかりやすく放送していました。
一番ショックだったのは、江戸川区の避難状況です。
海抜ゼロメートル地帯で、区内全域が浸水し１～２週間も水が引かないところです。





区民全員が避難できる避難所が確保できず、
２日前に区外に逃げる広域避難の呼びかけ
１日前に広域避難勧告発令です。

降雨量５００mmがその目安ですが、想定外に雨量が増加して勧告しなければならない時期には
すでにＪＲや私鉄が計画運行でストップ、区外への脱出不可能で危険が増すとのことで
今回は勧告発令を見合わせたそうです。

もし、荒川などが氾濫していたらアウトと言う事態でした。
大量の溺死者が出たことでしょう。

避難所は多くの人が駆けつけて、教室はいっぱい廊下にも寝たそうです。


改めて江戸川区のハザードマップを見てみると悲惨ですね。
台風なら時間的な余裕がありますが、津波ならどうしようもありませんね。


ここにいてはダメですではなく、ここに住んではダメですと記すべきでしょう。
住むなら津波に耐えられるような頑丈な高層アパートでしょうが、考えにくいですね。
命が助かってもその後が悲惨です。

https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e007/bosaianzen/bosai/kojo/kanrenmap/n_hazardmap.html

 

区役所も水没するとあります。
イメージ図も載っています。
どうするつもりなのでしょう。


PS:
今回荒川の氾濫を防げたのは、東京ドーム9杯分の地下神殿と同２９杯分の彩湖の貯水のおかげだと
民放の番組で解説されていました。
普段ダサいと馬鹿にしている埼玉ですが、都民とりわけ江東５区の住民は足を向けて眠れませんね。
まさに埼玉様、救世主です。

ダムは農業や発電の用途もあるので、現状では治水にそれほど役立たないとも。
素人目には極端な話事前に空っぽにしておけばと思いますが
そうもいかず緊急放流のリスク要因です。
小河内ダムの事前放流で多摩川の水かさが増し、下流でバックウォーター現象です。
城山ダムも危なかったですね。