三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

2021/06/20(日)12:00

パットン大戦車軍団 Patton

映画(546)

ストーリー: 1943年、アフリカ戦線。初陣のアメリカ第2機甲兵団は、ドイツのロンメル将軍(カール・ミカエル・フォーグラー)の指揮する軍団をかい滅させたが、味方の損害も大きかった。そこへ、パットン将軍(ジョージ・C・スコット)が着任。兵団たて直しのため、ブラッドリー少将(カール・マルデン)を副官に任じ、厳しい再訓練を開始した。彼は、ロンメルと雌雄を決する気構えだった。その機会は意外に早く訪れた。そして、エルゲッターの戦闘で、彼の軍団はロンメルの機甲兵団をみごと粉砕した。この勝利で、アメリカ軍はモントゴメリー大将(マイケル・ベイツ)のイギリス軍と、歩調を合わせることができた。 アフリカ方面の戦闘が終局を告げると、パットンはシチリア島侵攻の、第2兵団司令官となった。この侵攻作戦をめぐり、速攻派のパットンと慎重派のモントゴメリーは対立したが、パットンは作戦を強行、パレルモを奪取した。しかし、戦争ノイローゼの兵隊を殴ったことから、兵団司令の任をはずされた彼は、欧州上陸作戦最高司令官の重任も、ブラッドリーにさらわれてしまった。 失意のパットンは、やがてイギリスにまわされたが、そこの婦人クラブで行った講演の内容から、またも彼は上層部の譴責をうけた。やがてノルマンディ上陸作戦が成功。作戦に参加できなかったことを悔やむパットンに、名誉回復の日が到来した。ブラッドリーが、第3兵団司令官として、彼をノルマンディに呼びよせたのである。勇躍したパットンは、電撃的にドイツ軍を撃破、さらに有名なバルジの戦闘で、戦史に残る功績をあげた。やがてドイツは降伏。しかし、ソ連ぎらいのパットンは、そのためまたも物議をかもし出し、ついに失意のうちに、自動車事故でその特異な生涯を終えた。 (KINENOTE) *自動車事故のくだりはなく、解任されるまでです。 1970年公開の米国映画で、172分の大作です。 50年前映画館に大きな看板が出ていたのをよく覚えています。 やっと観ることができました。 とても面白かったです。 政治的な忖度がなく、直情的な態度や発言で物議をかもした戦争を生きがいとする軍人の物語です。 パットンを演じたジョージ・C・スコットはアカデミー最優秀主演男優賞を受賞し、「史上最高の演技の1つ」と賞賛されたが、 スコットはオスカーの授賞式を「肉のパレード」と呼んで受賞を拒否した。 2003年にはアメリカ議会図書館が「文化的に重要である」として、アメリカ国立フィルム登録簿に同作を登録した。続編として同じくジョージ・C・スコットがパットン役を演じた『パットン将軍 最後の日々』 (原題:The Last Days of Patton)がある。 ロケーションはスペインやベルギーで行われ当時スペイン陸軍が保有していた戦闘車両(M24軽戦車、M41軽戦車、M48パットン等)がアメリカ軍やドイツ軍のものとして登場する。 (ウィキ) ハンニバルを追想する北アフリカのシーンもよかったです。 ロンドンの天井まで鏡張りのホテルの部屋には笑ってしまいました。 自分を見つめ直せという上層部の配慮? 今と違って実写で、景色が美しくまた戦争シーンは悲惨でもありました。 当時の白黒のニュースフィルムが時おり挿入されます。 戦車軍団とあるので、パットンも戦車に乗って撃ちまくるのかと思ったら、ジープで戦況を見たり兵に指示を出してしました。 もっとも、後方の安全なところではなく、前線で構えていたようですが。 脚本が、フランシス・フォード・コッポラと言う事も今回知りました。 こんな素晴らしい戦争映画を作れたのに、あの地獄の黙示録はと言いたくなるほどです。 もっと狂った軍人を描きたかったのでしょうか。 泥沼に落ち込んでしまいました。 それにしても、パットンの戦争好きは異常です。 自分をハンニバルやナポレオンの生まれ変わりと思っていたとも。 ただ、それを政治がうまくコントロールしていたところが、米国だと思いました。 ソ連軍との祝勝会のシーンも秀逸でした。 次の敵はソ連、早く戦いたいと思っていたのでしょう。 たかが一兵卒を殴っただけで失脚に追い込まれたと嘆く、こんな男に戦争させてはいけない。 私には、優れた反戦映画のようにもみえました。 参考; (10) パットン将軍の第3軍に対する演説 (Patton's Speech to the Third Army) - YouTube オープニングのモノローグは1944年6月5日、ノルマンディー上陸作戦に先立って行われたスピーチ(第3軍に対するパットンの演説)を元にした物であったが、実際のスピーチには多くの不敬表現が含まれており(パットンは平時から言葉遣いの乱暴さで有名であった)、映画ではそのような表現の大部分は排除されるかあるいはより穏やかな表現に置き換えられた。(ウィキ) (10) パットン大戦車軍団   メインタイトル~パットンマーチ - YouTube  

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