三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

＊このビデオの「コロナ来るな」のまくらは、当日会場でもやっていました。

食べ物の話のあとは、「なまりは国の手形」と言って方言の話です。
静岡は、語尾に「ず」が付く。
長野：そばは手打ち、ぼたもちは半殺し。
と、ここでまた食べ物の話。
戦後ごはんを食べなくなったはうそ。ただ、おかずが増えたので量が減っている。
突撃ごはんで、パンをたべていた家は３件だけで、ごはんが大半。

日本人は、安心、安全で、おいしいものしか食べない。
ひとつの食材を、刺身、煮物、焼き物、ひもの、唐揚げなど様々な調理法で食べる。
乾物屋があるのは日本だけで、うま味がわかるのは日本人だけ。
さらに器と盛り付けで魅せる。
フランス料理は、ソースで食べさせるだけ。
イギリスは、サンドイッチ、米国はホットドッグ、ハンバーガー、硬い肉、ピザだけとくそみそにけなし、
自身がロスのベルエアーでプレイボーイ社の社長から夕食としてピザををごちそうになった話を披露。
米国人の舌は９８番目、その下は犬と猫とこき下ろしていました。






文明と文化は違う
粋の話。
米に９０と書くのは、８９回手をかけるから？
二枚目、三枚目は、歌舞伎由来の言葉。看板の１枚目は座長。
相撲の行事の陽の手、陰の手の話。
ウナギの腹開きと背開き。
などの文化がらみのうを披露。

七輪がなくなって、目黒の秋刀魚が話せなくなった。
玉子よりもたくあんの方が高くて、長屋の花見もできない。

相撲のタニマチや花道の由来。

横浜の老人施設、府中刑務所や五井の磯ヶ谷精神病院を慰問した時の話。
半分が耳が聞こえず、残りは笑う気力がない。
出所者からトモダチ扱い。
精神病院の車で送迎されて、近所の主婦がびっくり。

小腹が空いた、小憎らしいと「こ」をつける文化。

野球はまだ文化になっていない。
長島の立教大学での試験の珍解答や四文字熟語のはなし。

など、だらだらと面白おかしく話して、
最後は、
健康よりも元気が大切、
文明はいらない文化が必要
不要不急のものはない
と締めくくってお開きとなりました。

約８０分、本人はちょっと短すぎたかなと、すこし照れ気味でしたが、しょうもない話でけっこう笑わせてくれました。

ひとつだけ気になったのは、目黒のさんまでの鷹狩りのくだりです。
昔は目黒にタカがいて、お殿様がそれを狩りに行ったと話しました。
しかも、２度も話すありさまです。
意図的？やっぱり、鷹狩りのことを知らないのでしょう。
この人は本当に落語家なのかと、キツネにつままれたような気分で帰宅しました。

YouTubeで検索しても古典落語は見当たらず創作落語でした。
落語タレントという事でしょう。