三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

２階にも上がってみました。








朝、池の中に入って落ち葉をすくっていました。
冷たい中、お疲れ様。









黄色いのはカリンですね。





清掃中で庭へは出れず、ここでストップです。
上の方には、茶室や東屋があります。

館内では、ビデオやパネルなどが展示されていましたが、目を引いたのはこちらです。





齊藤家は、先月訪れた豪農の伊藤家や富豪の小沢家とも、しっかり姻戚関係を形成しています。
４代目と５代目は親子となっていますが、実は兄弟でしかも養子です。
更に、豪農の伊藤家の姉妹と縁組、何やらドラマがありそうですね。
系図の下の方には、西武の堤家も顔をのぞかせています。
小沢家の住宅も残っていて、公開中です。

日本各地似たようなもので、政財官と互いに婚姻を通じて、日本の支配階級を形成したという事でしょう。
ひと昔前は、独占資本主義を支える日本の２００家族なんて言われていました。
これでは、相続税も金融課税も強化するのは難しいですね。

成り上がりも成金も何代か経れば、婚姻によって立派なエスタブリシュメントです。
優秀な血ならいいですが、近親婚を繰り返してきた一族もいます。
このままでは血脈が途絶えると大騒ぎですが、世間ではありふれたことで少し滑稽でもあります。





齊藤家の本宅は今はなく、跡地は近くの東堀の駐車場だそうです。
別邸は残りましたが、齊藤家から買った新潟の三大土建屋の加賀田組も維持できなくなり、今は新潟市が管理公開しています。
一企業の接待所よりは、こうして市民に公開したりお茶会に使うのがよいと思います。

それにしても、庭石が東京の大名屋敷からとは知りませんでした。
カネならぬ、石も世間のまわりもののようです。
美術品なら最後はトーハクでしょうか。