2022/05/09(月)12:00
グリーンブック
ストーリー:
1962年、アメリカ。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるイタリア系のトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、粗野で無教養だが、家族や周囲から愛されている。“神の域の技巧”を持ち、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、まだ差別が残る南部でのコンサートツアーを計画し、トニーを用心棒兼運転手として雇う。正反対のふたりは、黒人用旅行ガイド『グリーンブック』を頼りに旅を始めるが……。
(KINENOTE)
BSフジの吹替え版で観ました。
130分の作品がテレビの2時間枠に圧縮ですが、それなりに楽しめました。
重そうなテーマなので、録画したままほおっていましたが、観てみたらそれほど深刻でもなくて、ちょっとしたロードムービーで
美しい米国が描かれ、主人公が演奏するホテルなどの雰囲気もいいです。
黒人よりもイタリア系の描き方に反発を覚える人もいるのかと思ってしまいましたが、
そこはギリシアと並んでヨーロッパの源流の国、太っ腹というか能天気というか。
米国へは出張で何回か行きましたが、NY、NJとワシントン、ボルチモア、SF,アルバカーキーやシルバーシティ、ジョージア州キャロルトンくらいしか行ったことがありません。
駐在員では、在職中に全州まわったというつわものもいました。
ディープサウスは、なんだかこわそうですね。
いつかフルバージョンも観てみたいものです。
参考:
アカデミー賞作品賞「グリーンブック」が直面した遺族からの抗議 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)「グリーンブック」がテーマとしたのは、天才黒人ジャズピアニストのドン・シャーリーと、彼が雇った粗野で無教養なイタリア系移民の白人ドライバーのトニー・リップの交流だ。二人は人種差別が残る米国の南部を演奏ツアーで回る。
タイトルのグリーンブックは、1966年まで毎年出版されていた、黒人が宿泊可能なホテルなどを記載した旅行ガイドブックを意味する。
一部の映画批評家は、モーテンセンが演じたトニー・リップの役柄が、黒人を差別から救う救済者として誇張され過ぎていると批判した。また、シャーリーの遺族からは、この映画が伝説のピアニストと、家族の関係を誤って解釈しているとの抗議も受けていた。さらに、映画が完成に近づくまで、制作陣から連絡がなかったことについても不快感を表明していた。
本作の脚本は、トニー・リップの実の息子のニック・バレロンガらが執筆した。バレロンガにコメントを求めところ「ドン・シャーリーの遺族らの主張に関して、自分はコメントする立場にない」と述べた。
PS:
トニー・リップの週休は$125、@130円なら16,250円です。
安い?
当時の日本のエリートである大卒初任給でも、1万円以下だったでしょう。