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カテゴリ:映画
ストーリー: 北海道・静内の牧場主・渡海千造と息子・博正の夢は、名馬をつくりダービーを制覇することだった。そして伝説の名馬ゴドルフィンの血をひく仔馬オラシオンが無事産まれた。 1988年のフジテレビ30周年記念作品です。 原作は宮本輝ですが、彼の作品としては凡庸なものだったようで、ストーリーも単調でした。 ダービー制覇の夢に賭ける人々と言いたいところですが、 馬に現を抜かして社業を傾かせた経営者。 世間知らずの社長令嬢のわがままに振り回される周囲。 死に向かっているのに能天気な若者。 と、見れないこともないです。 夢がない? 昔競馬場でひと夏アルバイトをしたことがありますが、黒塗りの車で来る中央競馬会の偉いさんが印象的でした。 私にとっては、所詮ギャンブルかな? 緒方直人がアカデミー賞やブルーリボン賞で新人賞受賞ですが、親の七光りでしょうか。 人間も血統? 馬がきれいに撮られているところが救いでしょうが、ウィキにはこんな記述もありました。 日本ダービーのレースシーンは、1987年(昭和62年)の同競走を撮影して使用する予定だった。その年の日本ダービーはマティリアルが1番人気で、撮影したスタッフもマティリアルの優勝を信じていたため、撮影用にも同馬に似た仔馬があらかじめ用意されていた。しかし、実際に優勝したのはメリーナイスで、その栗色の馬体と俗に四白流星と言われる白斑のため、再度仔馬を探さなければならなくなった。その仔馬時代を演じた栗毛の馬には流星がなかったため、化粧をしてまでメリーナイスに似せて撮影された。後にその仔馬は、マヤノオラシオンと名付けられてデビューしている。ダービー当日設置された撮影用カメラは全て、マティリアルを追いかけており、優勝したメリーナイスの映像は全く撮影されていなかった。 このため、ダービーのレースシーンは「撮り直し」せざるを得なかったが、撮影用に借り出されたのは現役の競走馬を引退した馬たちで、都合よく「オラシオン」が先頭でゴールしてくれなかった。結局、彼らに「オラシオン」が勝つまで過酷な全力疾走を何度も強いたため、故障する馬たちが続出した。メリーナイスに騎乗していたJRAの騎手・根本康広(現・調教師)がオラシオンの奈良五郎騎手役で出演している。 この映画には根本がメリーナイスに騎乗して落馬・競走中止となった第32回有馬記念の映像も使用されており、劇中で田中演じる砂田調教師にその落馬を「何年乗り役やってる!」と根本本人が怒鳴られるという(実際の落馬には騎手の責任はほとんど無い→つまり何年乗り役やっていようが落ちる時は落ちてしまう)シーンや、ラストのダービーで「ヘタな乗り方をして、申し訳ありませんでした」という台詞を根本に言わせるなど、現実にはないようなシーンもあった。この他、騎手の加藤和宏や東信二が俗に言う「チョイ役」でラストのダービーのレースシーンに出演している。 イメージソングというのも作られたみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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