カトリック新発田教会見学会 上
カトリック新発田教会の見学会行ってきました。教会なのでいつも解放されていますが、神父さんから建物について話を聞けて良かったです。アントニン・レーモンド設計で、1966年に作られた教会(聖堂、司祭館)です。レーモンドによる設計は、彼と親交のあった当教会の司祭ジョセフ・ノツォン(ドイツ人)の依頼で実現した。丸太材とレンガで作られた優れたデザインの教会である。窓には切り抜いた和紙が貼られステンドグラス風の独特の外観を持つ。教会にはレーモンド自ら焼成した聖水盤や彼の妻のノエミによるデザインの椅子や燭台がある。2004年には日本建築家協会の「第5回 JIA 25年賞」で大賞を受賞した。(ウィキ)アントニン・レーモンド(Antonin Raymond, 1888年5月10日 - 1976年10月25日)は、チェコ出身の建築家。フランク・ロイド・ライトのもとで学び、帝国ホテル建設の際に来日。その後日本に留まり、モダニズム建築の作品を多く残す。日本人建築家に大きな影響を与えた。(ウィキ)晩年の作品で、似たようなものは札幌聖ミカエル教会(1961年)です。聖堂内部です。対面式のものは、当時珍しかったそうです。丸太は県北産の杉材です。施工会社は新発田建設で、今でも年一回ボルト締めなどのメンテナンスを行っています。当時の現場監督は22歳、施工は市内の宮大工でしたが、ボトル使用に宮大工は憤慨してレーモンドに抗議しレーモンドは日本の宮大工の腕は世界一なのでぜひお願いしたいと説得したというエピソードが残されています。それまでは、米軍払い下げのかまぼこ型のバラックを使用していたそうです。煉瓦も特注品で、強度を出すために坂町の煉瓦工場で1300度(通常1100度)に焼き上げたもので、当初は歩留まりが半分ほどだったそうです。57年間大雪にも自身にも耐えている建物です。十字架に魚、後ろにはお米のマーク?です。ある観光客が、さすが米どころ新潟の教会と言ったそうですが、これは福音書にあるパンと魚の奇跡の話にちなむものですね。米みたいに見えても、外国人ですからその意図はなかったでしょう。参考:パン五つと魚二匹が | 日本キリスト教団 玉川教会 (xsrv.jp)新約聖書にて、パン五つと魚二匹が5000人以上に行き渡った理由 | 自分の心を殺してはいけない| Gallup認定ストレングスコーチしずかみちこブログ (koto1.com) 椅子はレイモンド夫人のノエミのデザインですが、背もたれは老朽化したのですべて信者が編み直したそうです。よく見ると、ギザギザになったものもあって上手い下手がわかります。続きます。