永遠の時効
「永遠の時効」(えいえんのじこう)は、『小説すばる』(集英社)2006年3月号に掲載された、横山秀夫による日本の短編推理小説。『第三の時効』と同じ「F県警強行犯係」シリーズ。アンソロジーには収録されているが[注 1]、著者名義の単行本には未収録である。2014年6月25日に中村俊介主演でテレビドラマ化された。(ウィキ)テレビ東京・水曜ミステリー9 で2014年6月25日(水)に初回放送。横山秀夫の短編小説を映像化!刑事たちの強烈なライバル意識、功名心と葛藤、緊迫する取調べ、新聞社との駆け引き、容疑者が残した謎の数字。群像サスペンスの傑作!キャストは中村俊介,田中哲司,鈴之助,川口力哉,光石研,相島一之,矢島健一,伊武雅刀,鈴木一真,洞口依子,岡本麗,入来茉里,菅田俊,栗田よう子,田代さやか,加藤良輔 他。 ストーリー:山梨県警本部で殺人などの凶悪事件を扱う捜査一課の強行犯係は、3つの班に分かれ、互いにシノギを削っている。少しでも多く早く事件を解決し、次のヤマを食う…彼らを突き動かしているのは、その強烈なライバル意識だ。一班の主任・田中武次(中村俊介)は、腕利きの取調官。自分のことを「人の恨み方を知っている人間」だと言う田中は、心に闇を抱えているようだ。屋敷(相島一之)率いる特殊班に駆り出された田中は、何者かに拉致され性的暴行を受けた丹羽奈保子(入来茉里)の聴取を行っていた。2人組の男に監禁され山奥で放置されたというが、供述がどこか曖昧だ。そんな奈保子を、田中は極限状態の中で犯人に愛情を抱く“ストックホルム症候群”であると推測。報告を聞いた刑事部長・尾関(伊武雅刀)らは、奈保子を医療機関に託すべきか考え出すが、楠見(光石研)は、何かを見落としていると指摘する。そこへ白骨死体を乗せた乗用車が、沼から発見されたとの一報が入る。奈保子が保護された場所と沼が近く、捜査中に偶然発見されたという。所有者は、10年前の12月に家族から捜索願が出ていた、ホステスの赤坂唯(田代さやか)。事件を任された一班は、車の移動経路などから不審な点に気づく。さらに当時、車両ナンバーの自動読取システムを調べるよう促した新聞記者がいたことがわかり、事件性を疑う。田中と森隆弘(鈴之助)は、唯が働いていたスナックのママ・魚住貴子(洞口依子)に会いに行く。唯は貴子に、近く店を辞めることをほのめかしていた。しかも常連だった東西新聞の記者・阿東久司(鈴木一真)が、唯の失踪後から店に来なくなり、直後に別の女性と結婚していた。翌日、2人は阿東のもとに向かうが、任意同行を拒否されてしまう。動機と状況証拠が揃い始めた唯の事件は、阿東の犯行である線が強まるが、物証が弱い。そこで阿東を引っ張り出すため、朽木と田中は、東西新聞へ乗り込む。その頃、奈保子は楠見に連れられ、取調室の中にいた。沼から死体があがったと告げると、奈保子は驚きの表情を見せる…。『横山秀夫特別企画 永遠の時効』(2014年6月)あらすじ&ネタバレ中村俊介,田中哲司出演 - 地上波テレビで映画を (wark.info)テレ朝系のローカル局で放送していたので観ましたが、テレビ東京から買ったものですね。系列局が少ないテレ東のドラマが当地では数年後に放送され、けっこうおもしろいです。今回は、横山秀夫の原作ということで観ました。ストックホルム症候群というのが、キーで面白いと思いました。東西新聞は全国紙(朝日新聞?)ですが、尊大に描かれています。この辺は、地方紙出身の横山らしいところでしょうか。先日地方紙記者のある講演会で、新聞記者の生態がよく描かれている作品として「クライマーズハイ」が推奨されていました。