Breakfast at Tiffany's Opening Scene
リバイバル上映で観た時、まだティファニーがニューヨーク五番街の宝飾店であることを知りませんでした。田舎の中学生でしたから、当然ですね。初めてNYに行ったのは30代の初め。ひと月半の長期出張でマンハッタンのホテルビバリー住まいでした。マジソンアベニューの会社までは、歩いて数分。朝食はたいてい会社が入っていたビルのカフェテリアで取っていました。最初は、サンドイッチひとつ頼むのも大変でした。パンの種類と中身を指定しないと作ってくれません。コーヒーもそうです。ボルチモアにある休止中の工場を買い取って操業して、その製品を売るという仕事でした。とりあえず行ってこいと言う事で行きましたが、ほとんど進展なしで開店休業状態でした。バブルの頃で、マンハッタンにある中堅ホテルを買うなんて話もありました。現地法人でしたが実態は事務所で、日本からの出張者のアテンドが主な仕事でした。かかった経費の103%を本社から送金してもらって、まわしていました。コストダウンに追われていたのとは別世界で、驚いたものです。マンハッタンをぶらつく日が多かったように思います。接待のない日は、いくつかミュージカルを見て、メトロポリタン劇場でオペラやバレエ(くるみ割り人形)も見ました。もちろんティファニーにも行きました。買うようなもの、いえ買えるようなものはなく、シルクのスカーフが日本製だったのを覚えています。クリスマス休暇に合わせて愛方がやって来て、ニューヨークの休日を楽しみました。BEVERLY HOTEL FINAL_160509.pdf (nyc.gov)