ホテルオークラの思い出
さらば伝統美 ホテルオークラ東京建て替え「各地で嘆き悲しむ声」、「一時代の終えん」――。米ニューヨーク・タイムズは昨夏、「さよならオークラ」と題する記事を掲載した。それほど惜しまれるのは、「1万8000坪の芸術」と呼ばれるほど、日本の伝統美が凝縮された建物だからだ。ロビーでは麻の葉を模した木組みの格子が美しさを演出。天井からは切子玉をイメージした照明が温かみのある光を放ち、「オークラ・ランタン」の愛称で親しまれている。テーブルとイスを上から眺めると梅の花のように見えるのも特徴だ。外壁には城郭や土蔵などに見られる「なまこ壁」を採用。建物も客室がすべて外側を向く三ツ矢の形にするなど、随所に工夫が凝らされている。(日経新聞より)先月末で、建て替えの為クローズしました。最近は行っていませんが、都心で働いていた頃よく利用しました。よく行っていたのはスターライトラウンジです。最上階にあって、エレベーターを降りると長い通路がありました。立派な絨毯の上を歩くと、東京タワーが見えます。真ん中に馬蹄形のカウンターがあって、いつもそこでお酒をいただいていました。毎週1回、仕事や接待のあとの息抜きです。お酒はシーバース・リーガル。今は1本3000-5000円くらいですが、当時は1万円くらいでした。半分は手数料・広告代ですね。ホテルでのお値段はその3倍くらい、リーズナブルなお値段でした。月に1本です。小さなステージがあって、ジャズのライブが楽しめました。ハウスバンドは吉田賢一トリオ、ヴォーカルは峰純子さんでした。他に、中本マリさんやマリーンさんなどいろいろな人が出演していました。素敵なジャズを聞きながらだと、グラスがすぐ空いてしまいます。カウンター席はいつも半分以上が外国人でしたから、プロとはいえ実力がないとつとまらないと思いました。単語カードで、日本語を勉強している人もいました。バーテンダーとの会話も楽しかったです。後ろにあるいろいろなお酒について教えていただきました。気前よく試飲もさせていただきました。接待のあとのアイリシュウイスキー、飲み疲れた時のドランビュイ。なつかしいです。それからシムラさん。カウンターに行くといつもすわっている外国人の老人です。お近くにお住まいで、ほぼ毎日のようにいらっしゃるという事です。いつも向かい側で、行くと我々に目で挨拶してくれます。お酒は召し上がらず、ペリエを楽しまれていました。楽しいひと時でした。PS.峰さんは、2004年6月17日、肺がんで亡くなられたそうです。享年58歳。ご冥福をお祈りいたします。今はいつでもYOUTUBEでお会いできます。いい時代ですね。【送料無料】【パーカーポイント98+点】【クール代無料】【送料無料】シャトー・ムートン・ロー...価格:129,600円(税込、送料別)