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カテゴリ:旅行
JRの「大人の休日クラブ」キップを利用して、東北地方を旅して来ました。3月に入ったばかりでしたので、東北地方はまだ冬の装いでして、山形・秋田県では一面の銀世界が広がっていました。
一日目は長野から大宮に出て、山形新幹線(つばさ115号)で一路山形県大石田駅まで直行して、ここからは旅館の送迎バスに乗って約40分間で尾花沢市にあります「銀山温泉」に一泊となりました。銀山温泉は山間の小さな家並みの集落で、昔江戸時代には公儀の銀を産出する銀山があったとのことです。今でもこの名残りの坑道があるそうです。大正・昭和の戦前には温泉地として発展して、その頃の木造建物が今でも現役で残っていて、往時のロマンを感じさせる温泉街となっています。 中央を流れる銀山川の両岸に旅館が立ち並んで、私たちが訪れた夜8時頃は家々の電灯が外までほころんで、建物がぼんやりと浮かび上がって情緒たっぷりの景観でした。3月1日はなぜかものすごい吹雪でして、旅館に用意していただいた長靴を履き、浴衣の上に頭から膝まですっぽりと包まれるヤッケを着込みバスに案内されて銀山温泉街までやってきて見学させていただきました。もの凄まじい吹雪は一向に止む気配もなく、ますます激しくなる一方で、同行した飯山在住の建設会社の社長さんは「こりゃ飯山、木島平よりひでえや~」とビックリしていました 銀山温泉の東側山手はもう蔵王の山体だそうです。雪も多い訳を納得いたしました。夜の明かりに杉の幹まで白くなっている姿は、長野でもあまりお目にかかれません。そんな雪の中、灯に誘われて参加者7名で居酒屋さんの暖簾をくぐり、銀山豆腐・お新香・イカ焼きで山形銘酒を軽く一杯お店の若旦那にちょいと車で旅館まで送っていただき、また温泉となりました。 翌朝はすっかり雪も上がって旅行日和です。遅い出発で大石田駅まで送っていただき、山形新幹線に乗り、終点の新庄まで。そこから奥羽本線の各駅停車で秋田県の大曲までゆっくり車窓を眺めながらの進行です。山も平野も白一色の世界、一日の運行本数は10本程しかなく、不便な奥羽本線を実感いたしました 銀山温泉入口 大石田駅前 終点新庄駅の構内 新幹線(東京方面)と奥羽本線(秋田方面)の堺です。(中央のコンコース) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年03月05日 09時10分54秒
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