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70才からの一人暮らし

70才からの一人暮らし

アレキパ(コンドルは飛んで行く)

   アレキパ(コンドルは飛んで行く)


 ナスカから次の街、アレキパに行くバス選びは失敗だった。 バス会社を良く見なかったのだ。
バス会社は『クルス・デル・スール』とか『オルメーニョ』とか『?(忘れた)』が良いらしい。
アレキパで友達になったY子さんK子さん達に聞いて、後で分かったことだ。

 アレキパに着いて、タクシーで『ホーム・スイート・ホーム』に行った。街の北のはずれの方だった。
50代ぐらいの夫婦とその娘・ガティとで切り盛りしており、お手伝いの娘さんが3人いた。
私には少し高めの宿代かな?と思ったが、暖かい朝食付きは有り難い。 いわゆるB&B“ベッド・アンド・ブレックファースト”だ。

 3日位経ってから、“コルカ・キャニオン・ツァー”に行ってみようか、という気になった。
コルカ・キャニオンは、コンドルが飛んでいる峡谷である。 私の夫、松岡俊輔はケーナが大好きだった。 私と一緒に13年前にマチュピチュに行ったときも、上等のケーナを買い、帰国してから竹や塩ビ管などを使ってケーナを手作りしたものだ。 そのケーナで『エル・コンドル・パサ(コンドルは飛んで行く)』を吹くのが大好きだった。

 1泊2日、ホテルまで送り迎えで20ドル。 高くはない。
15人乗り位のマイクロバスで、1日目は目的地近くまで、ガイドさんの説明を聞きながら、写真撮影をしながらのドライブだった。
 コルカ・キャニオン・ツァーは人気があるらしく、何台ものバスが行き来している。
高い空と深い谷を眺めながら見晴らしの良い場所まで、かなり歩いた。
でも、これだけ大勢の人がいたら、コンドルはあまり期待出来ないなと考えた。
2度ほど頭上を舞い、谷の奥を飛び交う様子を3度ほど見たが、結局それ程近くには寄って来なかった。

 そんなに期待してはいなかったので、期待外れと言うわけではない。



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