スペイン語学校の課外授業スペイン語学校の課外授業2006年10月 「ベラカ」では毎週金曜日に、公園に行って運動をしたり遊んだりのイベントがあった。 カトリーナ公園はとっても広くって、そこここでフットボールやバスケット・ボールなどをしていた。 日本のひな祭りの金曜日に、ふうちゃんは「ちらし寿司」を作ることにした。 タニアの他に、日本に5年間住んでいたイギリス人のネルさんも一緒に作ってくれることになった。 近くのメルカドでツナ・ハム・キュウリ・マッシュルーム・アボガド・タマゴ・コメなどを買ってきた。 狭い狭いキッチン、ではなく湯わかし室でご飯を炊いた。 自慢ではないが、ふうちゃんは料理は殆どしたことがない。 あなたたちの家では、あなた達のお母さんが料理をするものね。 ふうちゃんは茶碗や箸を並べる程度。 ランやナラの方が上手だものねぇ。 この日も、ふうちゃんは(錦糸卵もどき)を作っただけだった。 あとは、珍しさに集まってきた各国の生徒や先生に指図して、魚や野菜を切ってもらった。 塩と砂糖はあるけれど、日本の酢は無いので、ビネガーを使い、レモンをふんだんに添えた。 首尾は上々、20人位の北米人やオランダ人や中国人やが集まってきて食べ始めた。 大好評だったさ。 エクアドルの人達は甘酸っぱい食べ物もご飯もアボガドも好きだから、きっと気に入ると思っていたよ。 本物の「ちらし寿司」なんて知らないんだから、失敗なんてなしさ。 |