日々草

2011/06/11(土)17:58

私の初夏の散歩道

私の散歩小径(102)

新緑の緑に白い花さわやか 初夏の森林公園  わが東海地区は5月27日に梅雨入りとなり、 29日には沖縄に台風襲来。日本列島も暴風雨が荒れ狂った。 わが散歩道もほぼ毎日雨もよう。 日に日に濃くなる緑の散歩道に 鮮やかな白がひときわ目をひく。 ヤマボウシ (山法師)         つんつんと 緑の葉っぱから 葉柄をのばし純白の花びら (花序の苞)を 広げ木一面を覆う さまは 涼しげで清らか     近づいてみれば、 ほのかにグリーンを散らした白の苞(花びら)その中心に緑の頭状の花のかたまり。 中心の頭状の花を法師の頭にみたて、 花びらのように見える苞を頭巾にみたてて、 山法師の名がある 日本産のハナミズキ。 日本の梅雨の季節に似合う花 ヤマボウシ 私の散歩道は ヤマボウシの花が しっとりと雨に濡れ 清楚に佇んでいる。 ヤマボウシが咲き始まるのに前後して 雑木林や家々の庭に にぎやかに咲き、 一斉に落下して、地面を白の絨毯にする エゴノキの花  (学名:Styrax japonica Sieb.エゴノキ科の落葉小高木。北海道南西部から沖縄に生育し、 朝鮮、中国、フィリッピンの山野に自生。果皮はエゴサボニンを含み、洗剤にする。有毒。 種子は脂肪油が多く、小鳥が好んで食べる。材は玩具、将棋の駒、櫛などに用いる。 エゴノキはこのように昔から日本の大地で生き人々の暮らしとともにあった。      水平に張った枝に、 鈴なりになって下向きに、 一斉に咲く。   エゴノキは「ヤマヂサ」の名で 万葉集にも出てくるし、 歌舞伎の「伽羅先代萩」 (めいぼくせんだいはぎ) にも登場する。   千年余りの昔から、 人々の暮らしのなかにあり 、親しまれてきた エゴノキ 今年も見事に咲いて、 初夏を告げている     繊細な花びら、 雨にぬれ風に揺れ 辺りに芳しい香り放すセンダンの花    センダンの古名は 棟(あふち)。 棟とは、もとは衣の襲(かさね)の色目のことで、 表が薄紫なら裏は青、表が紫なら、裏は薄紫というように 、夏衣の色の取り合わせ意味した。薄紫の色を 古の人々はセンダンの花の色に例えたのである。   万葉集には山上憶良の「棟」を詠んだ歌がある。 妹が見し棟(あふち)の花は散りぬべし わが泣く涙いまだ干(ひ)なくに  「枕草子」には「木のさまにくげなれど、棟(あふち)の花いとおかし」 とあり、センダンの花も古くから日本人の心を捉えてきた。そして千年余り経た今も 芳しき香り放ち、新緑茂る木々の合間に ひっそりと咲いている。 5月になると 日々濃くなる若葉の上に雪が降り積もったかのように 純白の花びらを一斉に咲かせるヒトツバタゴ       別名:なんじゃもんじゃ 木曽川流域の 愛知県や岐阜県に 自生する。 近隣の市には 300年にもなる 大樹もあり、 その群がる 白の見事さ。     花びらの先に したたる朝露 きらきら光る。 散りゆくとき、 はなびらは 花糸のような 細い糸をたらして くるくると回りながら 落ちていく。    くるくる くるくる 春の嵐に乗って 花びらが散ってゆくさまは壮観 まさに 「雪が降る」である。 アブラギリの花 (油桐)  2010/08/14「ナラ枯れ」とアブラギリの記事では、 このアブラギリの実について書いたがなんとアブラギリの花は 5月の初めに咲いていました。  このアブラギリは「油の木」 終戦前までは、この木から油をとり、 いろいろなものに利用されていたことを前にも書いた。 アブラギリも日本の人々の暮らしのなかで 長い歳月を生きてきた樹木である。  (落下したアブラギリの花)   先駆けて咲く ヤマザクラや カマツカ、マメナシ が淡い色で 可憐なのに対して、 続いて咲いた アブラギリの花は ちょっぴり 艶かしい。  最近の政治について思うこと これらの花々がこの大地にいのち繋いできた その時間の永さに思い馳せるとき、 人間が「想定する」過去の出来事など ほんの100年ばかりの「短い瞬間」。  天災による災害は 自然の力によって修復することが出来る。でも人災による汚染、破壊は 自然を破壊しつくして元に戻すことは出来ない。 今、日本の政治は混乱に混乱して迷走状態。 政府に指導力がない、菅ではだめだと 日本中が大合唱。今の日本の状況では 権力を振り回す政治家など 不在のほうがいいのではないか。 政治家は でくのぼうでいいのだ。 底辺で日々奮闘している国民がそれぞれの専門家たちと協力して 自分たちで、コミュニティを建設していった方がいい。そのような国民ひとりひとりの自立した民主的な活動こそ 明日をつくるエネルギーだ。 政治家など ただその国民の活動を補佐するだけで十分。 日本の首相は、 もうすでに何年もまえから不在の状態である。 それでも日本の社会は十分機能している。 それぞれの分野で、 みな頑張って生きている。

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