単身赴任生活チャレンジ日記

2006/10/15(日)22:43

川相選手引退。そしてコーチ就任の意味。

野球話(80)

 ドラゴンズ、川相昌弘内野手の現役引退が球団から発表されました。  ドラゴンズでは3年間の現役生活でしたが、今期こそ7月から1軍登録を抹消されましたが、それまでは常に1軍に登録され、大事な場面でバントを決めただけでなく、他の選手への技術指導、メンタル面でのサポートと、オレ竜の3年間を支えてきました。  さて、球団は川相選手の現役引退と同時に、1軍守備走塁コーチへの就任を発表しています。もちろん、これまでの功績からすれば、引き続きチームの指導にあたってもらえることは歓迎です。  それはさておいて、このコーチ就任発表には来期のチーム体制を示唆するヒントがあるように思います。  現在のところ、落合監督の続投は球団から発表されていません。少なくとも球団側は3年間で1位、2位、1位の監督を切ることはファンが許さないだろうと、婉曲的な言い回しで落合監督に対して続投要請はする意向を示してはいます。ただし、落合監督は続投に対して何の意思表示もしていない状況です。  しかしながら、今回の川相選手のコーチ就任により、落合監督の続投は落合監督本人と球団との間では既に合意事項となっているのではというのが、私の読みです。  なぜなら、川相選手は3年前、やはり現役引退とジャイアンツ1軍コーチへの就任が決まっていました。一度引退を表明しながら、それを撤回してドラゴンズでの現役生活へと進ませたのは、彼に引導を渡し、コーチポストを約束した原監督の突然の解任があったからです。  今回、仮に落合監督が今期限りで監督を辞任することにでもなれば、川相選手にとっては3年前と似たような状況になってしまうわけです。  球団としてはそこまではしないのではないでしょうか。  今日、川相選手は、チームのナゴヤドームでの最終戦となるベイスターズ戦に2番サードで先発、第1打席にヒットを放ち、第2打席には通算533個目の犠打と、自らの引退試合に花を添えました。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

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